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日々のタワゴト                  

2000-08-01から1ヶ月間の記事一覧

<ちん‐もく【沈黙】>p.1589

だまって、口をきかないこと。「―を守る」「―を破る」 活動せずに静かにしていること。「五年間の―の後、作品を発表する」 ―‐こうえき【沈黙交易】カウ ―は金、雄弁は銀 * * * * * 男は黙ってサッポロビール・・・古いが心に残るコピーであった。私も健さん…

<ぽん‐ぽん>p.2330

1〜4省略 (幼児語。打つ時の音から) 腹。おなか。 幼児語にも方言があるようだ。どれが方言の幼児語か判然としないので思いつくままに書いてみよう。 ぽんぽん(お腹)ばっぽ(おんぶ)たんた(靴下)ねんね(寝る)まんま(食べ物)ごっこ(さかな)おと…

<あい‐まい【曖昧】>p.7

はっきりしないこと。まぎらわしく、確かでないこと。「―な返事」「―に笑う」―‐もこ【曖昧模糊】 ―‐や【曖昧屋】 《解字》愛はそれに心と夂(あし)を加え、胸が詰まって足もそぞろに進みかねる意を示す。曖は「日+音符愛」で、日が雲にはばまれて進みかね…

<どく‐そう【毒草】 サウ>p.1724

有毒成分を含有する草本。有毒成分は主としてアルカロイド。ドクウツギ・シキミ・トリカブト・ドクゼリの類。〈日葡〉 有毒植物 ゆうどく‐しょくぶつ【有毒植物】イウ毒草・毒茸など、有毒物質を含有する植物。接触したり食べたりした時に、かぶれ・腹痛・吐…

<かん‐しゃく【癇癪】>p.537

神経過敏で怒りやすい性質。また、怒り出すこと。癇癖カンペキ。「―を起す」 ―‐だま【癇癪玉】 ―‐もち【癇癪持ち】 * * * * * 癇も癪もあまり見ない文字だ。「やまいだれ +音符間(間があいて、またおこる)」。と癪。癪は時代劇で町娘が急に「あれ、…

<かくし【隠し】>p.419

隠すこと。「つつみ―」 囲い守ること。また、その人。守護。略。ポケット。 * * * * * ―‐あじ【隠し味】―‐え【隠し絵】―‐おとこ【隠し男】―‐おんな【隠し女】 ―‐がお【隠し顔】−‐がね【隠し金】―‐げい【隠し芸】―‐ご【隠し子】 ―‐ごと【隠し事】―‐だい…

<ていしゃ‐ば【停車場】>p.1.639

ていしゃじょう 列車などの発着、旅客の乗降、貨物の積みおろしなどのために設けた場所。駅・操車場・信号場などの総称。 * * * * * 停車場テイシャバは死語だろうか?近頃とんと聞いたことがない。古めかしい響きが時代を感じさせる。 石橋正次の「夜…

<ま・つ【待つ・俟つ】>p.2255

他五・来るはずの人や物事を迎えようとして時をすごす。 ・ 頼りとする。期待する。よる。「君に―・つところ大なり」「今後の研究に―・つ」 ―○待ちに待った ―○待つうちが花 ―○待てば海路の日和ヒヨリあり * * * * * 待つことが苦手だ。 ××で○○時に・・・と約…

<しり‐とり【尻取り】 >p.1235

始めの人が言った物の名の語尾の一音を、次の者が頭字として別の物の名を言い、これを順につづけてゆく遊戯。「いす・すずめ・めじろ…」など。 文字つなぎの遊戯。「牡丹に唐獅子竹に虎、虎をふまえる和藤内、内藤様はさがり藤…」の類で、児童遊戯として唄い…

<ごう‐ゆう【豪遊】ガウイウ>p.826後編

御簾の向こうには、森本レオ・奈良岡朋子・須摩智子(AirGパーソナリティ)・高倉健が控えている。 (ちゅうちゅうたこかいな。今日は10冊の候補からこの本を選ぼう。) よし、高倉健の声で木下順一の『湯灌師』(河出書房)を読んでもらおう。死体の湯灌…

<ごう‐ゆう【豪遊】ガウイウ>p.826

豪勢に遊興すること。大尽遊び。「料亭で―する」 * * * * * 古き時代の豪遊とは、遊廓での派手な遊びを言う。 ここでポイントとなるのは、「無駄に」大枚を使うことである。有意義に沢山のお金を使うのは豪遊とは云えない。 では、ジェットストリーム・…

<む‐り【無理】>p.2340

・道理のないこと。理由のたたないこと。「―を通す」「―を言う」「怒るのも―はない」 ・強いて行うこと。「―をして体をこわす」「―に連れ出す」 ・行いにくいこと。するのが困難なこと。「―な頼み」「子供には―だ」 ―が通れば道理が引っ込む ―もない * * …

<かぞえ‐うた【数え歌】>p.454

古今集序に、詩経の六義リクギになぞらえて設けた和歌の一体。「賦」にあたる。その意味内容は明らかでない。 歌謡で、「一つとや…二つとや…」などと数え立てる歌。多く頭韻を利用。 ★ ★ ★ 用数え歌で検索すると・・・ ぴかちゅう数え歌・バグロム数え歌・ビ…

<じぼう‐じき【自暴自棄】>p.1096

失望・放縦などのために自分の境遇・前途を破壊して顧みないこと。やけになること。「―におちいる」 * * * * 先日、私が大切にしていたガラスの中鉢が壊れた。 食器洗浄機の水切りの上で真っ二つに割れていた。結婚祝いに友人たちに買ってもらったものの…

<とつ‐ぜん【突然】>p.1738

にわかなさま。だしぬけ。不意。突如。「―の出来事」「―変心する」 「突」《解字》会意。もと「穴(あな)+犬」で、穴の中から急に犬がとび出すまを示す。 * * * * 人の死はいつも突然だ。失踪などもそうだ。 しかし、本当にそうなのかと考えてみると、…

<わり‐かん【割り勘】>p.2583

(割前勘定の略) 勘定を各人に平均に割当てて支払うこと。 * * * * * 割り勘では理不尽な思いをされている方が多々いらっしゃるのではないだろうか。 自分は、そういった席で「呑まないけど参加」というケースはほとんどない。しかし体質的に全く飲めな…

< やさ‐やさ・し【優優し】>p.2404

形シク たいそう優美である。 ※第三版では、「非常に優しい」とある。 * * * * * そういう女性になってみたい。 いやいや、そんな大それたことを考えなくても、 そういう人が目の前にいたらどんなに安らぐだろう。 優美で、控えめで恥じらいがあり、まわりに…

<ろ‐じ【露地・路地】>p.2559

昭和三十三年生まれの私は、路地といえば西岸良平を思い出す。『三丁目の夕日』の世界。懐古趣味と言われようとも、こども時代は記憶の底に染みついているものだ。 駄菓子屋さんがあり、道にはオート三輪も走っていた。ついでに北海道では、まだ時折、馬車を…

< ため・す【試す】>p.1514

実際について真偽・良否などを調べてみる。こころみる。験する。 「こころみる」は「心+見る」から。 * * * * * 北海道人は好奇心が強い(らしい)。 ヒット曲に火が点くのも早いという。それに、様々な商品のテスト販売も良く行われる。 多くは、どこ…

<ロマンチック【romantic】>p.2563

伝奇的。空想的。浪漫的。「―な物語」 雰囲気などの甘美なさま。「―な夜」 夢や空想の世界にあこがれ、現実を逃避し、甘い情緒や感傷を好む傾向。(ロマンチシズムの二番目の意味) * * * * * ロマンチックは止まらない。 人は何かの拍子に、ロマンチッ…

<かゆ・い【痒い】>p.502

形 かゆ・し(ク) 皮膚を掻きたいような感じである。宇治拾遺物語1「―・き所もいでくる衣なれば」。日葡辞書「カユウゴザル」。「痛くも―・くもない」 ―○痒い所へ手が届く こまかな点まで行き届く。 * * * * 「 皮膚を掻きたいような感じである。」が“痒…

<しら‐ふ【素面・白面】>p.1222

酒を飲んでいない、平常の状態・態度。すめん。東海道中膝栗毛発端「待ちうけに―ではおかしいと」。「―では言えない」 * * * * * お酒を飲むと人は変わる。暴れるやつ。泣くやつ。スケベになるやつ。怒るやつ。寝るやつ。話がくどくなるやつ。 私も、い…

<なら‐ず>p.1810

(どうにもならぬの意) 「ならず者」の略。 ―‐まげ【ならず髷】 ・女の髪風の一。髷という程の体テイをなさず、無造作にたばねたもの。傾城禁短気「髪は―にして、薄汚れた木綿布子」 ―‐もの【ならず者】 ・暮しが思うようにならない者。 ・悪い事ばかりして手…

<そうなん【遭難】>p.1399

夫は仕事柄、遭難者を探す羽目に陥ることがよくあります。以前住んでいたところは四方に山があったので、山菜シーズンはもちろん冬も出動することが珍しくありません。きわめて原始的に見える竹の棒をザクザクと刺すという方法での捜索で、死体を見つけたこ…

<す・む【澄む・清む】>p.1306

・浮遊物などがすっかり沈んで静止し、液体・気体などが透明になる意。 にごりがなくなる。清くなる。 ・曇りがなく明るく見える。・楽器の音がさえて聞える。 ・騒がしい動きなどがおさまって落ち着く。また、しらけてしんとなる。 ・迷いや汚れがない。い…