▼2021年8月9日
7日はベランダでスペアリブ他を七輪で焼いた。ジンギスカンと思い込んでいたジプロックの中身はスペアリブだったのだ。
なんとなく、副反応の件もあり私はほぼ家に缶詰の日々だつたし、そろそろ大丈夫でしょう、と小さな山にという話になった。
ところが起きてみると雨。予定では午後からの雨と思っていたのでご来光を見る勢いで出ようと思っていたので出鼻を挫かれた。それでも「昼までに戻れる山」しばりなら選択肢はまだまだある。片付けをしたり、着ていくものを用意したりで、万全にし声が掛かるのを待っていたがお呼びかからず。なんと気付けば十時過ぎ。こりゃあ山はうまくないな。山に行く約束したけど行くには……という時自ら口を開き「今日やめとこか」という風に言わないのが夫で、私もあまり直接的に聞かず呼吸を読む。むしろテレパシーみたいな。そういうゲームなのか?
しかし、このまま結果的6連休をなにもせぬまま終わるのは不本意。夫に(ちょっと行ってちょっと釣るか?)と言ってみると神輿が上がった。
小樽のフェリー港は釣れてなさそうで橋をひとつ越えた辺りで竿を出してみる。鯊が少し釣れた。私はほんの少し釣り気分を味わえば満足。当たりが来なくなったとこらで竿を片付け始めた。ところが帰るのかと思ったら、すぐ近くの橋の下の観光船桟橋の向かいで再勝負。先客は二組のみ。
飽きない程度には釣れて四時近くに竿を上げる。釣ればたのし。
帰宅し素揚げにしてみると34〜35匹。魚好き猫のムクさんは揚げてよく洗ったモノをンシャヌシャ!と、さも美味しそうげに食べていた。
満足。いー一日であった。私もやっと足るを知るようになったということか。何かを探すのは人類の基本的なヨロコビなのじゃないか、と思う。全部生き残る練習。生きるのが好きでもないのに生き残りたがるのは本能なのか。