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日々のタワゴト                  

▼2021年8月8日(日曜日)

義母が亡くなり当然夫婦で行くつもりだった葬儀だが、コロナの件もあって最小規模で見送るとのことで夫のみが行くこととなった。

当地は97年ぶりの暑さで真夏日が18日連続だった。そこへもって私は二度目のコロナワクチン接種で熱を出し、オマケに夫は不在。なんだかザワザワする夏になったのだった。

正直、夫は前職は仕事柄度々家を開けるのが当たり前だったし、一人になるのはさぞやスッキリすることだろうと思っていたのだが、何かしら不安な感じで自分でも意外だった。体調不良で一人のまま呼吸困難とか心臓が苦しくなってとか死ぬかも……なんて柄にもなく思っていた。

この十年以上高熱を出したことがまずないので、辛かった。

一週間ぶりで帰還の夫。

葬儀の終わった後、昔親のやっていたO穴のスキーロッジのあったあたりに行ってみたらしい。今はスキー場は閉鎖され草茫々の野原だったとのこと。鉄道マニアには有名なトンネルを潜るだけの鉄道駅だそうだ。

私は結婚当初に実家で8ミリに映る夫兄弟がスキーしたり雪だるまを作ったりしていた姿しか知らない。夏は乾麺工場、冬はスキー場の食堂とおじいさんは、稼いだらしい。

この度は実家の屋根裏の物も整理したらしく、夫の母子手帳や50冊にも及ぶアルバムなどが出てきたという。

義母の里は昭和村で、手帳によれば夫の生地はそこだった。子どもの頃行くと屋根裏からお蚕さんが桑の葉を噛む音がしていた、なんて話を聞いたこともあった。滅多に喋らないので、たまに口を開くと印象に残っている。

昨日、香典返しを娘らに送った。どうせならと孫に一冊ずつ本を選び同梱した。無駄なマシンの本とあべ弘士の絵本を選んだ。

ベランダ焼き肉をしていると孫達から電話が入り久しぶりに話した。とにかく大きくなるのが早い。早く逢いたいなあ。