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日々のタワゴト                  

さよならナマハゲ

▼2019.10.25 金曜日

目覚ましよりも早く起きる。

だがアラーム停止し忘れ驚く。

三時に、まず大浴場の写真を撮りそれから室内岩盤浴をして万遍なくお風呂に入る。饅頭ふかし的箱風呂はさらし首になったようだ。

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ああ。これが最後かとさみしい。さみしい方向音痴(アラーム曲)。


朝食を摂りターボで荷物を詰める。洗濯ロープ、窓辺ののど飴、乾燥室のゴザ、レンタカーのマット下の財布...あらかじめ忘れそうなものを頭に描いていたが、忘れん坊の自分には中々大変。五分前にはホテル前に降りることができた。新玉行マイクロバスは満員。私の前の席は白髪に紫メッシュのお二人。東北弁だけど上品な印象。さむいですね。札幌のものでも寒いです。なんて話から少しだけおしゃべり。もしや姉妹かと問えば「そうです。そっくりってよく言われます」と。それこそおしんの加賀谷の大女将にも似た老美人姉妹。「橋田寿賀子泉ピン子」みたいでしょう?とか頓智のきいた方たち。七十代後半とお見受けしたがお洒落だし。

おふたりの下車の時に「どうぞお気を付けて。」と丁寧に御挨拶くださった。

聞こえてくる会話から察するに玉川のお客様たちはリピーターが多い。様々なタイプがいらした。会社経営者だった感じ?もとエリート会社員?仲の良さげな母と娘など。ご夫婦、男性一人、女性グループ、女性一人、親子。四季折々一か月とかの長期滞在の方も多いので、どちらかといえば生活に余裕のある雰囲気。「最初の時は病気でなきゃ二度とこないわ!と思ったよ!」と豪快に笑うおばあさんとか。若い方が少ないので、寂しそうな女性一人の旅人などが気にかかる。

あっという間に新玉川温泉そばの駐車場。


さよなら秋田
さよならナマハゲ

とても良い休暇の過ごし方だった。オフの間にまた来よう。本当は桜の季節に角館とかいいのになー。仕事が始まってしまう。

乙女の像も見なかったし、山も登ってないし、取り壊されそうな銀山温泉の宿とかも行きたいし生ナマハゲも見たい...と野望ばかりが募る。

空港で比内地鶏のモツ鍋をいただいた。土産もワンサカ買った。♪シミユキシンコカタユキカンコ♪が頭の中で鳴っている。

きっと私はフランスか東北の生まれだったのでは。このなんとかだびょん、とかの響きがクーーっと沁みる。

搭乗手続きの際荷物が多いので預かったのだが大きな袋にまとめなければならんだろうと思ったら何個でもいいの?そうだったっけ?そうなるとシニアだし早くに予約が取れるならLCCは損かも。かも。

あの旅は良かった
と心に残っていた時を携えて
再訪の地に感激したり
ひとりではあるが、友らのゴーストと
(生きてるけど!)旅をした私だった。