▼2019/09/28土曜日
朝食を摂りながら「どこへ行こうか」「ドライブがてら駒ヶ岳行く?」「去年通行止で行けなかったあそこに行ってみるかい」台風後で室蘭岳に変更したことあったな。「ああ。オロフレも良いかもね」
そこからバタバタと準備。
ADHDで頭の引き出しがゴタゴタなので必要充分な最小の荷物で出掛けること能わず。
いりそうなさものをブックオフの巨大な袋にボコボコ放り込む。雨具・フリース・ヘッドライト・安全ベスト・(遭難よう)・グローブ・ポール・シューズ・お風呂道具・着替え・オヤツ・車で読む本と、本。
日焼け止め他最低限の化粧品。食べかけのトーストコーヒーも持ち、すっぴんのまま車に乗り込む。
馴染みの山たちに見守られながら裏洞爺湖横を通る。光る湖面が美しい。帰りにあのカフェ寄りたいな。隧道をいくつか越えてオロフレ山登山口。
駐車場で標高900以上。山頂は1230m?
靴を履き替え荷物厳選してザックを背負う。ポールを110センチに伸ばして歩き始める。
初めは間欠的階段。笹に覆われた狭い緩斜面道を気分良く進む。時々少しの急な石積みを登り笹の緩斜面歩きを繰り返し。気がつくと切り立った崖が見えた。
山頂へは急登を乗り切って。ピーク。
何処までも見渡せる気分の良いパノラマを拝ませてもらった。
先週の雌阿寒に続き運が良い。しばし写真撮影。
葡萄と甘納豆赤飯握りを食べて下山。
帰り道はちょっと遠回り、新登別の小さな温泉へ。
先客は小さなお子さん二人とお母さんおばあちゃんのファミリー。
露天風呂で「3歳と5歳かな?」「ブッブ〜。6歳と4歳だよ」
「ねえ知ってる?男風呂に行けるんだよ!女風呂から開けたらね行けるの」「うんうんお父さんとも入れて楽しいよね」
話が弾む。
内風呂に戻ったり洗われたり、湯の花の泥遊びを終えて「ほら。こんなになっちゃった」と四つのシワシワのお手手を私の目前に差し出す子ら。
もみじの湯ふやけたお手てと青空と
「いっぱい遊べたねー。楽しかったね。よかったね」
「うるさくしてすみません」とお母さん。「かえってありがとう、楽しかったわ」とバイバイ。
娘と喧嘩して二ヶ月経過した。短い要件のメールは数度。でも顔は合わせてない。
なるようになるさ。
もう充分育児の苦しさも、その後の楽しさも与えてもらった。フェイドアウトも良いのかもしれない。
夫の御朱印集めに付き合い角田さんの旅の本も読み終え帰宅。