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日々のタワゴト                  

夜中に台所でぼくはゴロに話しかけたかった



▼7/9

その啓示は台所で僕に訪れた。世界中のリスが運搬中のクルミを地上十五メートルの樹上から落としてしまうくらい唐突に真理を悟ったんだ。それで僕は動揺を抑えるためにギネススタウト(本当は金麦)を一気に飲んで落ち着こうとした。でも、それは間違いだった。

本来取るべき行動の正解は「羊蹄の名水を一気に飲む」だ。だから僕は、むしろあるこほるで上気し、一層浮き足だって三日月の刃の上を歩くように、その真理を噛みしめた。「その日買った一杯の烏賊では極上の塩辛の完成はない」ってことをね。烏賊ゴロは、おしゃれなリセエンヌじゃだめなんだ。片手じゃ足りないくらいの男を知った、まったりとした旨みのある三十路のお姉さんじゃなければね。一方、塩辛にするイカの身はサンタフェの頃の宮沢りえのように、若く透明で新鮮でなければならない。つまり、「りえ」を和える「京香=ゴロ」は塩辛をつくる二日前に塩漬けにしておかなければならない。なんという、盲点だ。

ってなことを思いつつ、前回つくった塩辛のエキスとでも言うべきゴロジル?に烏賊の足やら耳やら身をセッセと漬けてショウガを足し早速味見をした。・・・・・・う、旨し。乾燥唐辛子がいささか利きすぎのキライはあるが、金猫賞くらいにうまい。明日になったらもとうまい。と、思いながらもついつい「金麦」と即席イカ塩辛を代わる代わる喉を通過させるオロカなキチンドランカーと化すのであった○

夕飯は鮭山漬け塩焼き・ベーコンとほうれん草ソテー・イカ刺し。

勝負は、きりきりと楽しかった。遊技場までサンボマスターを聴きつつ気持ちを作って行ったのが良かったか。6連・単・単・8連(暴走・覚醒含む)。本日のワクテカ演出は初号機単機発進の画面の次に仮設五号機が出てきたこと。そんじょそこらの中高年は、ちょいと気付かないよ。鼻血でつっぺするほど出してみたい、なんてつぶやいたら、生理が来てしまった。神の悪戯と思う。初めてトイレにある「急な生理でお困りの方はこのカードを店員にお出し下さい」という奴を使った。可愛いクマさんの紙袋に入っていた。次こそは爆連を。でも、K町で出した16箱姉と二人で25箱(のりうちで山分け)の記録は、そう易々とは破れないことであろう。

勝利したので贅沢して倉島乳業の低温殺菌乳を買った。だが先日夫の土産で飲んで旨さに驚いた「さるふつ牛乳」には遠く及ばず。

深夜食堂2」が来たのでご飯が炊けるまでの間、見た。泣いた。音尾啄真も出てた。子役の女の子絶対どこかで見たことある。なんだっけなんだっけと考えてやっとラスト近くで思い出した。NHK朝ドラ「ちりとてちん」の貫地谷のこども時代役だ。すっきり。