■ 日 日 夜 夜 ■

日々のタワゴト                  

あれから

▼あれから・・・

月を眺めたり、星を眺めたりすることが多かったな。

孫も、ちゃくちゃくと大きくなってきて、笑顔が益々めんこい。

そして、ばあちゃんは日に日に衰えている。少しショック療法で体を使わねば。「ねば!」とは思うのだが、観測史上例のない残暑にへたばっている。

昨日は、実家でお風呂に入っていて、父用の椅子のカビが気になり磨き始め、次第にラックや壁へと範囲が広がり磨く磨く。(えぞ?)富士山画もある無駄に広いお風呂なので結構疲れた。蛇口やタイルの目地も綺麗になってサッパリこん。

が、それをしながら、(あんた!こんなことしてる場合でないっしょ!自分チのいろんなとこやんなさいよ。)と思いながら。

今、夫は富士山の裾野で、お仕事をしている。

一人は、らくちん。

今日も青空が美しい。健全に過ごそう。

本メモ

緑のさる

緑のさる

言葉のグルーブ感が脚本家であり役者さんでもある方の作品という気がする。歌い手でもある町田康の小説にも同じことを感じる。声に出されたとき人の胸にドーーン!とぶち当たる言葉たち。この作家、得意とは言えないのだが、もう一作読んでみたい。

僕に生きる力をくれた犬: 青年刑務所ドッグ・プログラムの3ヵ月

僕に生きる力をくれた犬: 青年刑務所ドッグ・プログラムの3ヵ月

刑務所の再犯防止プログラムにおいて、異例の再犯率0%を達成したのが、一匹の「犬を育て訓練する」ことだった!なるほどー、と嘆息。犯罪を犯すということは、根本のところで自分を壊してしまいたい衝動を抱えているという事なのだと思う。きっと自分の命を尊いものと思えないのだ。一般的には親に与えられる、自分(の言葉)は受け止められ、大切にされ愛されるという絶対的な信頼関係これがないと人は自信を持てない。親との間にそれが築けなかった彼ら。心に見えない傷を持つ人たち。犬たちと関わり自分の声がちゃんと誰かに届いていると感じることで、その部分が修復されるのだろう。これがヒトに生きる力を与えるということなのだなぁ。面白かった。

ハブテトル ハブテトラン (ポプラ文庫)

ハブテトル ハブテトラン (ポプラ文庫)

『宇宙エンジン』という新作(文庫落ち)を読もうと思っているので、その前にウォーミングアップという感じで。やはり、私は子どもが出てくる話が好きだ。彼らは文句なくアカルイミライ時間を所有している。クマさん(篠原勝之)の新作ももうすぐ出るはず。楽しみだ。

作家の読書道

作家の読書道

本読みはヒトの本棚って興味ある。面白い!本棚とはいっても語られた読書遍歴であるから、それは陽のあたる王道部分なのであって、実は楽しく読んだけど人に言うほどじゃない、ブックオフに売っちゃおうかっていうか、言うにゃあ恥ずかしいって作品の方が、その人の雰囲気を伝える気はするが。

 

玩具の言い分 (祥伝社文庫)

玩具の言い分 (祥伝社文庫)

タイトルがしりとりになっているアラフォー女性の愛と焦燥を描く短編集。この作家は、なんというか、微妙なオンナゴコロや細部の描写が旨い。私の中では道産子版の田辺聖子路線。また道産子作家っぽくて、清涼感のある『タイム屋文庫』的世界も読みたい。

ごめん

ごめん

キネマの神様 (文春文庫)

キネマの神様 (文春文庫)

先に読んだのは『ごめん』短編集。なんとなく魅力があったので図書館で、もう一冊。廃れ行く名画座と、ギャンブルと映画の好きな不良老人、彼がweb展開もしている映画情報誌で世界規模の物議を醸し出す。『キネマの神様』かなり面白い。映画好きが読むと堪らないだろう。不自然で(んなわけないだろー!)と突込みが入る部分も、あるけれど主人公や、その父に肩入れしてグングン読める。映画にするには、許諾を得るのが大変だろうか。見てみたいがな。


かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)

かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)

東村アキコ自伝。凄い好きだった。変人の絵の先生が最高だった。笑った!泣いた!