▼2019/11/15 金曜日
湿った雪が積もっている。6時Kさんに昨日の経過を確認し、ひとまず朝になって休もうテントかけをすることに。
以前から、昨年の掛け方では酷すぎるので責めて内側に板を立てかけるなりしてラインを作りたいと考えていた。
元請けKさんに打診。晒し竹一束貰うことに。
座って繋がっている21人の所々に晒しを組む。
この段階でナイロンターポリンという白いシートを使った方が良いのではないか?と提案したが今年で引退の古株が却下。ボロくて重たいテントを苦労して掛ける。どうにも形が馴染まない。
家形のモノを肩のない三角にしているのだからそうなる。
竹を肩の位置に組み、四方に形を作ってみよう。なんとかマシにしたい。
シルボルレリーフ資材、明日ユニックで運ぶことになった。
ドロドロで帰宅。
鯖を焼き、いかめしになれなかったいかとジャガイモ、牛蒡を炊いてみた。
村田喜代子『焼野まで』読了。子宮体癌の主人公が自宅を離れ鹿児島?と思しき街のマンションを借り毎日放射線を浴びる治療を受ける。
治療後の倦怠感で夫とも娘もなにもかもが煩わしくただひとりでいることを望み、ガン友と電話で話す他は作家の想像力は妄想の世界に広がる。
現実と混濁するあちらの世界。案外こんなものなのかも。所詮ひとりなんですから、これらも自分の中で補完したものであり己の作品の一部と考えることも出来る。
私も己の魂が静まる良い妄想を得るためにもうしばし旅や読書や仲間との時を楽しみたいものだ。