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日々のタワゴト                  

水はなくとも逆さ富士

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▼~11/18 月

 飲み会と子守りに読書パチンコも。・・・そんなこんなで月日が過ぎる。

 

印象的に思っていたことも、数日経つと靄の中に霞んでしまう。古いことは自動的に脳内から削除されるオトシゴロになってしまった。

 

よって最近のことだけポツポツ。

 

退職目前夫の今後の日程も決まり、旅程もおおよそは決まった。夫随行のお遍路は11/26~12/3、二人で行くのは23番あたりまでと。とは言っても、すべては行ってみなければわからない。都度決めていく。23から24への75キロをどうしたものか・・・。

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土曜日:「映画行こ♪」と夫に声を掛ける。「な に を?」というので、言っても関心は示さないだろうし、見ればわかる。と思い

「いいから、たまにお母さんに黙ってついてきな」と言い渡し、二人で出かけた。

 

前日、伊藤比呂美さんがtwitter

映画「ペコロスの母に会いに行く」がもう公開してるかもしれない。あたしは泣きすぎて温泉に浸かったみたいになった。

と、つぶやいておられたのだ。コミックスは読んでいたし、あれを映画化というと、どういうことになるんだ?ぜひ見たい!よし見よう。と。客の入りは細々と・・・だったけれど、これは口コミでどんどんお客さんが増えるタイプの映画と確信。思いきり笑えるし泣ける。ボケてゆく母親を赤木春江、その息子(バツイチ)を岩松了、脇も懐かしい人や上手い人がいっぱい。一番の驚きは、私たち姉妹ってサワサワなの~♪って言っているかのようだった原田貴和子が、若き日の母役で、ガッチリ根っこのある大木のような女を演じ切っていたこと。竹中直人については、面白くなくはないが、気になりすぎて、別の自然な役者さんだったら良かった。見栄っ張りで禿げの。(誰ダロ?)

 ラストの、幻想的な終わりもよかった。これくらいの年齢になると、誰しもボケるということに恐怖を感じ、赤木春江に明日の自分を見る。それだけに、ひとつの救いを見た気がした。ああいう風には思い至らなかった。

 

帰り際、出口で夫が何か探していた。手にしたのはペコロスのチラシ。

(ふんふん。ほらね。おもしろかったっしょ?しめしめ)

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日曜日は、年賀状配達兼旅前の顔見世で実家へ。

 

姉たちと語る。話題は様々なことなのだが、直接的にではなくとも、方向としては「余生どーする!?」っていう方向に気持ちのベクトルは向かっている気はする。父より餞別20k。

 

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叔母から、遍路本をもらう。NHKの趣味ゆうゆうをムック化したもの。たいそう分かりやすく詳しくて良い。DVDも出ているようだったので、早速札幌市の図書館HPで検索したらビンゴ!あったあった。しかも借りられていない。帰宅してすぐに図書館に借りに行く。

 

残念ながらDVDは一度に2本まで。本も幾冊も借りてみた。

 

帰ってきて二人で2本とも見てしまった。ヤバイヨヤバイヨー。盛り上がって来たよー。あしたは、三巻を借りに行く。

 

帰りの車内から鼻水が止まらない。