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日々のタワゴト                  

中年女も雪の下で



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音楽の子供はみな歌う日傘のお兄さん (新潮文庫)底辺女子高生 (幻冬舎文庫)

降り積もった雪が行く手を阻む。いつもの踝(くるぶし)までの靴では歯が立たないので愛用の一部破けた長靴をはいて配達。シーズンはじめには、今年こそ長靴を新調しなくては・・・と、探してもみたのだが、結局買わずに今日に至る。

とあるマンション前で、埋まる。管理人の休みの日に大雪はやめて。冷や汗をかきギアをRに入れて自分で押してもみた。しかし、動かず。

もう一度冷静になり、長靴でタイヤの後ろの雪をガシガシよけてみる。そして、なだめすかしながらチョイ前出てゆっくり後ろに下がろうと試みる。なんとか脱出。考えてみると何故〒車にはスコップもスノーヘルパーも積まれてはいないのだろう。

道路状況のため、配達には時間がかかったが、午後もコダテはサクサク進み早めに戻る。121の事故処理をして一段落。そして、時間があるので転送者ファイルをチェックして一年以上経過しているものを還付のファイルの方に移動する。このファイルの以前の記録がノートに書かれたモノもある。「どこの遺跡から出土したのですか?」というようなシロモノ。黄ばみ、破れまくりホシュウされまくり。。。そもそも、今現在、そこに居住していないヒトへの〒はすべて「あて所に尋ね当たりません」で処理して良いのではないか。微妙な問題。

夕刻、迎えがやって来て、今更赤本を買い求める娘を拾う。Yに豊島ミホの文庫かなんか見つくろって買ってきてと、頼んでいたのだが、最初「とよしまみほ」だと思っていたため検索機で探せなかったのだ。「としま」だったんだと、数年も経って気付いた次第。買ったのは『日傘のお兄さん』と『底辺女子高生』前半は、ネットで読んでいた。一人称が「オラ」(そのアクセントはクレヨンしんちゃんのいう「オラ」とは違って尾高。)だった。好きなヒトに告白するために罰則をもうけてまで「ワタシ」言えるように直したという涙ぐましいエピソードもあった。そいつは凄い。サンボマスターの「音楽の子供は みなうたう」も買ってみた。文字が小さく薄く歌詞カードが読めない。

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モーニングロールにキャベツとアボカド・ソーセージを挟み、焼き、焦がし、焦げを取り除き、食べ、という過程を二度やって、ブックレビューを見た。イシダイラと富士真奈美と茶地さんの本ばなを楽しく聞きつつ。花村満月の本(アガルタという読み。でも文字を調べるのが面倒)も、ねじめさんの書いた詩人の恋の鞘当て小説も面白そうだった。

Kの部屋探しが却下されたので、夫に某所まで送ってもらう。ロクな結果を出せず迎えに来てもらって帰宅。とりわけ、時短中に「奇跡の価値は」というタイトル予告が出たので球を下ろしたら、はずれたのは恥ずかしかった。あっそ。今回は当確じゃないわけね。

帰ってきてから今日の「ボクらの時代」を見たら、懐かしい「鈴木重子」が赤松さんや住田さんとともに「東大法学部卒」という「くくり」で出ていた。内容はともかく、彼女のしゃべりに魅せられる。考えてみると、こういう優しいもったりしたものいいのヒトが好きなのか。パキパキ断定的なヒトは苦手。そういう人に会ってしまうと、いつも、それとなく、ジリジリ後ずさりフェイドアウトする。

そういえば、昨日、買った「雪の下キャベツ」がビックリするくらい甘くて驚いた。知識としては越冬野菜が美味しいのは知っていたが、実感。わざわざ、その名を冠した袋でくるんであるだけのことはある。←語尾クドイ。唐突に、小六のときに「最期の一句」で

「お上のすることに間違いはございますまいから」と、いう言い回しをクドイと思ったことを思い出す。