芝の生えているところ。しばはら。しばち。
* * * * *
「そして私はいつか
どこかから来て
不意にこの芝生の上に」眠っていた。
なすべきことはすべて
私の脂肪が記憶していた
谷川俊太郎「芝生」に捧ぐ
そんな訳で秋空の下、札幌マラソンは行われ応援に出かけて参りました。会場には車が溢れているので徒歩で参りました。会場の真駒内屋外競技場まで15分〜20分かかります。
二子と夫は親子マラソンに出場、全出場者の真中よりは少し早いくらいだったでしょうか。最後の坂のところで待ち構えていると、二子が顔をひんまげて苦しがっています。「あの旗までで登りが終わるよー!がんばれー!!」と声援。お腹が痛かったそうで。
「だからお母さんが、絶対走る前にウンチ出さなきゃだめだよっていったでしょう」なんていいつつ、真っ赤な顔した二子が可愛くて、ぎゅっと抱いて「えらかった えらかった がんばったねぇ」と誉めまくる。
夫はハーフにもエントリーしているのでスタートまで一時間ほどありました。
芝生の上に横になると、陽射しが気持ちよくって熟睡してしまいました。風が少し寒かったけどフリースの膝掛けと大判バスタオルを一子が掛けてくれて天国でした。
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ああ秋の空の下
まぐろは芝生の上で 横になり
黙しながらも その姿は
幸せについて語りさえしたのだ
幸せについて語りさえしたのだ