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日々のタワゴト                  

<せいふく【制服】>p.1331



娘が初めて制服を身に付けたのを見ると、ある種感慨深いものがあったのは事実だ。制服に意味などあるものか。と思っていたのに。

制服のある人々。幼稚園・小学校・中学校・高校・ボーイスカウトガールスカウト・看護婦・スチュワーデス・ホテルマン・消防士・自衛官・警察官・医師。

近頃、株価急上昇の看護婦さんの白衣姿はいうまでもなく、スチュワーデスとかセーラー服などもソープランドの衣装になるくらいだから、人気があるのだろう。普通の服装では味わえない何がしかの「意味」がそこには見出されているということになろう。

制服から一歩外れるがテニスのスコートとか喪服なども人気があると聞き及んでいる。

それに男性だけではなく女性も制服姿に惚れる・・・というのも自衛官妻のHPで見かけたりした。

中学校の頃朝会で校長の講話に(なるほど)と思ったことがあった。校長がバスで耳にした女子高生の会話である。

「A君のスラッとした足のズボンがカッコイイんだよねぇ」

「ふーん。じゃあA君がズボンを脱いだらどうなの?」

「ギャハハハ!!」

校長の話の骨子は外見より中身を充実させようということであった。

しかし中身は同一でも、セーラー服なり、白衣の持つ属性が惹かれる要素としてあるという事実を見逃すことはできないと思った。

白衣は清らか、セーラー服は純粋、喪服は・・・と考えてみる。

個々人には看護婦さんにしろ警官にしろ自衛官にしろ本来のその人の優しくなかったり、だらしなかったり淫らだったりという性質がある。

それをクルクルっ♪とラッピングして、その堅そうなイメージや正しそうなイメージ貞淑そうなイメージを演出するのが「制服」の役割だろう。

だからといって、髭面のおじさんが看護婦さん姿になると清らかに見えるのかというとこれは別問題である。

良江43歳・三度の経産婦・贅肉多し・・がセーラー服を着た場合も、やはり、これは制服の持つオーラの許容範囲を大幅に超えているということになろう。

くれぐれも使用法を間違ってはナラン!と思う次第である。

そして、囚われた人のオーラそれが逆に色気となるというのは、白い壁を見ると、×○仮面参上!などと落書きをして汚したくなる子どもの心理と同じだろう。

注:ウチの亭主も制服族ではありますが、私がそれに特別な邪心を

  抱いたと言うことは全くないのを申し添えておきます。