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 日々のタワゴト                  

《遍路35日目》ビジネス旅館小松~60番横峰寺~64番前神寺~湯之谷温泉旅館部

▼3/2

昨日は、早めに宿「ビジネス旅館小松」に入った。お風呂と洗濯の順番待ちをしながら俵万智が審査員の言葉大賞。のような番組再放送を見ていた。ゆるゆるの雰囲気。西加奈子が良かった。作家だから鋭い言語感覚を持っているのは、当たり前だが、そこにお茶目さが加わって、人間存在への肯定的なバイタリティがあると思う。能町さん、又吉さん、光浦さんも良かった。

もともとが肉屋さんで格安で良い肉を使える為、この旅館の夕飯はシャブシャブと、すき焼きが交互にメインメニューなのだそうだ。

朝は6時から朝食。遍路にとっては、これがありがたい。朝食が七時からだと、どうしても出発が八時近くなってしまう。朝を制するものは一日を制す…。

6:43宿にリュックを預け、参拝用品と食料だけ持って出発。ずーっと霧雨に降られながら、の登山。今日も三本の桜が見られた。霧の杉木立第二弾。ミニミニ天狗が10匹。私を慕ってくれて付いてきた。ハーメルンの笛吹きかよっ!わずかに数分の休憩のみで約3時間で山頂に到達。今日の経路は小松さんに泊まった人しか知らない道らしく、へんろ道保存委員会の地図には載っていない。夕飯の時に、おかみさんが三枚の地図コピーを手に間違いやすい要所を教えてくれる。

歩いてみて足に優しい非常に良いコースだったと思う。初めは私が先頭でガシガシと登っていたのだが、Iシイさんが先頭になってからは非常にゆっくりのペースになった。まるで太極拳をしてるようだった。呼吸も乱れず負担が少なかったように思う。聞けば、日本百名山を制覇した方なのであった。もう一人のAマガサキさんは70近いと思われる方。車で二度周り、今回歩きは二度目の逆打ち。

三人で、あそこの宿はイイ、どこそこは駄目、など楽しい情報交換。Iさんの世界旅行や山の話も楽しかった。今回が初めての遍路で、靴が合わず足の爪が四枚死んだという壮絶な話にはビビった。会話しながら歩いたので、長さやキツサにばかり意識が行かず楽しい山行であった。やっぱ木立の中を行くのは気持ちイイなあ!どちらかといえば距離優先の国道派だったがココロ疲労度は山路の方が少ない。


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61〜63を残していて連泊のお二人とは宿手前でお別れし、宿にて濡れたシャツだけ着替えて私は64番前神寺を目指した。

歩き始めてすぐに自転車のおじさんに話しかけられる。「お遍路さんですか?」私こういうものです。生活保護で暮らしているのですが…」一体何が始まった?と思ったらタカリなのである。丁重にお断り。

宿泊をどうするか迷っていたが温泉に惹かれて、湯ノ谷温泉に予約。連絡が遅かったので、食事は用意できないといわれる。予約し終わって素泊まり6300と聞く。バカクサ。超後悔。連泊したら良かった。だが、登山疲労の身体で次の集落まで行くのもシンドイので妥協。

15:25前神寺着。ここで、またさっきのタカリおじさんにあう。遍路にせびるとは、どういう了見だろう。立派だった。普通は山門の正面が本堂なのでお参りしたら真言がない。そこで大師堂だったのだと気付く。

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宿を見つけ、コンビニの遠さにがっかり。一日何十kmもあるくくせに、この数百mは遠いのだ。遍路以外の道は遠いのだ。宿泊代を払い財布を見たら所持金が二千円とコインのみになっていた。何れにせよコンビニには行くから、そこで引き出そう。思いきや、ATMはないこんびになのであった。。。おまけにうどん屋も休憩時間。

お好み焼き焼きそば、鯖缶、パン二種、麦酒二本、ウメッシュ、タバコ購入。1820円。

これ以上ここには、お金を落としたくないので洗濯は手洗い。土のついたジーンズは裾のみ洗う。白衣。下着など。そして風呂。地元日帰り客は皆顔なじみの常連らしく賑やかで落ち着かず。ものすごく声が反響する浴場でうるさいことこの上なし。

娘から孫写真メール。めんこい。この間、買ってあげたシャツを着ている。本人も気に入っているとのこと。

上がって、イッパイやり食事すると、唐突に眠気に襲われTVがついたまま寝てしまった。

目が覚めて、急いで入浴。お風呂が日帰り客と同じ22時までじゃ、落ち着いて入れん。

自分で脚を揉んでいて、やたらスベスベなのに驚いた。たしかに1400年前からあったという温泉だけある!

次の札所までは距離がある。明日は、お参りなし。20kmくらいのノンビリ歩行だ。ATM忘れずに寄らねば。

48257歩

28.95km