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日々のタワゴト                  

男たるもの

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走れUMI六時過ぎ目覚める。足の上の猫が重い。本日の足上旅館宿泊客は「ふわふわ」と「とと」。夫が休みなので早起きの必要はなし。しばらく微睡んでから床の中で『走れUMI』の続きを読む。言葉少な。自転車や工作が好き。働き者。アレ?どっかで見たような人物像ではないか。そして最後の逸話は父との釣行。舟で鯛を釣りに出たのだが、アクシデントに見舞われる。父を助け男らしく戦う少年は実に凛々しく清々しい。うーむ。これは賞を取るに相応しい傑作だ。鉄のゲージツカ・男クマさんは、心の二枚目であることにようやく気付いた。twitter上の「ツブヤキ」も、いつもどことなくカッコイイ。『人生はデーヤモンド』の世界とは違った非常に文学的な児童文学だと感じた。おそらく一般文芸のジャンルからも、お呼びがかかっていることだろう。クマさん云うところのニョショウとの出逢いとニヒルな別れの恋愛譚を是非読んでみたいものだ。

朝ドラを見ながら朝食を摂り、散歩に出るタイミングを逃したので図書館に立ち寄って仕事に向かうとする。

写真集・随筆・小説など四冊借りる。ユリイカは角田さんのインタビューと対談のみ目を通す。今後は女同士のイザコザは禁じ手にするというのに(ぉおおぉ)と思う。

午前の配達仕事久々少な目。帰宅して夫はトドックスタートセットでもらったレトルトカレー目玉焼きのせ、私はとろろご飯半生スクランブルエッグのせ。お手軽手抜きランチ。「おとうさん、今日さぁ…こないだの行者ニンニク入れて餃子にしようか?頼める?」とお願いする。

本部屋でリクライニングシートに座り出久根達郎『ときどきメタボの食いしん坊』を読む。目新しいことは何もないわけだが、この方のエッセイは推敲が行き届いていて大変ノド越しがよろしい。つるつると抵抗感なく気持ちよく読んでいると猫がブランケットの上に…というか私の腹の上にやってきて香箱を作る。「ヨシヨシイイコダネー」とゴージャスな毛並みを撫ぜながら本を読む。んんん。至福の時間だ。時々夫が様子を見に降りてくる。しつこいので「またストーカーさんが来たよ。ふわちゃん逃げろー」などと言う。猫たちは子が去った中年夫婦の大切な潤滑油でもある。

早めに家を出、遠回りで配達の拠点に向かう。実は、ここ数日自転車を試したりスクーターを試したりしていたが、数百g増えたので当面、体調と相談しながら歩きとスクーターとを交互にやっていこうかな?と考え中。右足の踵も病んでいる。

バイトを終え、糖質0の麦酒もどきをやりながらサドンデス餃子。相当食べたが、タネを四人家族の時と同量作っていたので残りは冷凍庫へ。ふと娘も休みのはずだとめーるしてみたらご飯を食べに来ることに。そういえばお父さんにK野さんの印象訊いてなかったね。どうだった?と言うと、「んんん〜」という返事。同時通訳すると「まあまあ良さそうな人なんじゃないか?」少しだけ片付けて二人がやってきた。母の日のプレゼントとケーキも持ってきた。「ちょ〜と、たよりっけないよねぇ。ほそっこくてぇ」とか軽いジャブを挟みながらも楽しく会話。二人は天然温泉銭湯へ行くと帰って行ったのだった。