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日々のタワゴト                  

贅沢な時間と、足早に暮れる空



はなはねに少年カフカと/to29歳▼10/2 金

仕事後、いくらをしょうゆ漬けにしてから娘を迎えに。娘の道産品フェアプレゼンは、まぁまぁ首尾よくいったらしい。初々しく、内容も伝わったという講評。晩御飯は、いくら丼とケンタッキー。

『ポケットの中のレワニワ』上下読み終えた。なんだかよかった。東南アジアの難民として日本に住み着いた方々の地域に馴染めぬ様子、闇の世界に取り込まれやすい生活実態もきっちり描かれていた。ニュースなんかを見て漠然と(この人たちって、どうなるんだろう?)と思ったことはあるが、こんな風にしかなりようがないのか。うーむ。だが、コールセンター勤務でややワーキングプアの主人公が気に入った。ぎらぎらしていなくてやる気ない感じで。どうやらそういう浮世離れした人間が好きみたいだ。そういや、たしか津村記久子のときもまったく同じこと思ったのだったか。。「コヒビト」というコテハン固定ハンドルネーム)を持つ2ちゃんねらーの弟との交流も濃すぎなく、しかし暖かく良い。とくにバッティングセンターでのティアンへの語りに胸が熱くなった。

▼10/3  

夫の実家から、恒例のご近所さんの庭になる柿が届く。他に義母手作りの梅漬け。舞茸ご飯の素。さしみこんにゃく。こんにゃくサラダ。など。いつも電話代を考え夜しようと思っては、かけ忘れてしまう。ちょうど娘もいるし声を聞かせると喜んでくれるので、すぐに電話させる。あいにく母は不在。娘がしばらくしゃべり、交代して父に礼を述べる。小一時間後母より電話。義父が目の調子が悪くて病院にかかった。白内障とかではなく脳の疾患からくるものだった。と、聞く。一週間入院したという。知らないうちに軽い脳梗塞が起きていたのだ。「若い看護士さんに足は洗ってもらう。手を取って散歩には連れて行ってくれる。極楽さぁねぇ」と冗談を言ってはいたが。。。母の肝炎の時も、そうだったが気を使って、どうしても、そういうマイナスの情報は、すぐには知らせてこない。離れていると様子がわかるのに時差がある。

娘と、あれこれ用を足す。

まず下の娘のところへ送る荷物を詰める。タイツ・プレステ・攻略本・『1Q84』 BOOK2・届いたばかりの柿5個・梅・舞茸ご飯の素・刺身こんにゃく・『身の上話』・タオル・テキスト代金(本当は荷物以外のものをいれてはいけません)他。休み中に我が家に置き忘れたというピアス・MP3・は見つからず。

子供が借りた本を返却しに図書館へ。 月末のトークショーに向けて3人の経歴や顔写真。『ともしびマーケット』装丁の原案3種などの展示。豊崎由美の写真を見て

「短髪の金髪なんだねー。MAYAMAXXみたいだね。お母さんも染めてみたら〜?」

「郵便局を首になったらやってみるわァ」。なにしろ今ワタシがやってみたいことの大半が(首になったら)という大前提のもとにしか実現できなさそうなのだ。だが、お金なんか、そんなに大事か?やめちゃったら?

まずは借りようと思っていたアンソロジー『29歳』山崎ナオコーラ・柴崎由香・野中柊・栗田由起 他。そして『少年カフカ』。他1冊。Kが資料をコピーしてたりしてる間に小林紀晴が娘を撮った写真集を眺める。やっぱりワタシには写真はよくわからないのだな。と、思う。娘Kはウクレレ本とデザインの本。その後カメムシ会用の買い物。前にも書いた火鍋の素と材料調達。帰宅して少し昼寝。ベロニカマーズという洋物ドラマみたり。そしてイザカメ会へと出発。紙袋を探しながら。給油したり。時間が30分ほど余ったので友人宅そばの○へ。短期決戦ならカイジ。4kであたり引く。Eカードじゃんけんのリチで当たり。1.5回で切れたがなくなる前に魔界。しかも背景がイチゴ。またしても遅刻。まったく自分は3分間の信号すら待つことに耐えられないというのに人は待たせる悪いやつ。とんとん拍子でサングラス男の群がひよこ顔だったり、5箱弱で切れて慌ててMんチ。一時間の遅刻。何の集まりかよくわかってなかったが、実は私を元気付ける会だったのだった。すまぬすまぬ。手作りの料理を持ち寄ってくれたり、疲れた体で持て成してくれたり、ありがたき仲間たち。でも、激励される側は、やたら元気。飲んで騒いでしゃべってヨッパケテ寝た。

・「自分にとっての贅沢」インタビューの件

・「宿願ライブハウスへの就職」

・「ADHDモンダイ」

▼10/4 

昨夜のことを思い出そうとするが、後半ほとんど何も思い出せない。ナニカしでかしてはいないか不安。ただ、なんとなくとても楽しかったような、不思議にすっきりしたような・・・。夫がマラソン出場の日なので、起きて即帰宅。置手紙をして家路。

またまた応援の場所や時間帯で苦労する。しかし、とりあえず往路では無事に姿を見つけ手を振ってここだよと知らせる。「お父さんガンバレー!」と手を降ったら、にこにこ楽しそうに走りつつ手を振り返してくれた。もう、お父さんったら可愛いんだからぁ。写真は撮れず。「あーあ。写真取れなかったぁ」と嘆くと、隣にいた何処かであったことのある吃音のご老人に「そりゃ、む、む、む、無理だわぁ〜」といわれる。この方!絶対に、何処かで遭遇しているはずだ。と、激しく思う。マラソンの応援であったのだろうか。

 

▼10/5 月

9時間勤務の日がきましたよ。4万3千。ワタシは3200通配った。補助区なし。何しろ定形外の数が多い。

思うようにコダテ進まず。というか、いつもの月曜なら午後回しにするマンションを先にしちゃったのが敗因。(今行くと12時半過ぎても帰れないぞ)と思い、午前は出ないで一度に配達することに決める。しかしながら、結局混合ムネちゃんがマンション2個コダテをやってくれて5時半過ぎに戻れた。

それでも、もう空はこんなに寂しげに暗い。 f:id:okkachan:20091005231516j:image