■ 日 日 夜 夜 ■

日々のタワゴト                  

<しば‐ふ【芝生】>



 芝の生えているところ。しばはら。しばち。

    *   *   *   *   *  

「そして私はいつか

 どこかから来て 

 不意にこの芝生の上に」眠っていた。 

なすべきことはすべて 

私の脂肪が記憶していた

                谷川俊太郎「芝生」に捧ぐ

 そんな訳で秋空の下、札幌マラソンは行われ応援に出かけて参りました。会場には車が溢れているので徒歩で参りました。会場の真駒内屋外競技場まで15分〜20分かかります。

 二子と夫は親子マラソンに出場、全出場者の真中よりは少し早いくらいだったでしょうか。最後の坂のところで待ち構えていると、二子が顔をひんまげて苦しがっています。「あの旗までで登りが終わるよー!がんばれー!!」と声援。お腹が痛かったそうで。

「だからお母さんが、絶対走る前にウンチ出さなきゃだめだよっていったでしょう」なんていいつつ、真っ赤な顔した二子が可愛くて、ぎゅっと抱いて「えらかった えらかった がんばったねぇ」と誉めまくる。

 夫はハーフにもエントリーしているのでスタートまで一時間ほどありました。

 芝生の上に横になると、陽射しが気持ちよくって熟睡してしまいました。風が少し寒かったけどフリースの膝掛けと大判バスタオルを一子が掛けてくれて天国でした。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

ああ秋の空の下

まぐろは芝生の上で 横になり

黙しながらも その姿は

幸せについて語りさえしたのだ



幸せについて語りさえしたのだ