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日々のタワゴト                  

花を植える

▼2023年4月25日(火曜日)

揚げ玉混ぜご飯と残り物(中華屋さんのやつ)に千切り葉物というココロナキお弁当。

 

他にも一体全体、本気でワタシは一人で行かされる?と心配していたがそんなことはなかった。新入社員さんたちと四人だった。

 

花を植えていると、通りすがりの方たちが色々声を掛けてゆく。「その道具は何処に売っていますか?」とか、「やっぱり道糸貼らないとダメだね。あっちのなんてぐにゃぐにゃだ。町内の花植えだから参考にずっと見てきたわ。」や、「わーきれいきれい」と座り込む女の子。

 

大まかに全体を並べ真ん中の❤️の作業をしていると、またしてもカメラを抱えた北海道新聞の記者さんがやって来た。35社も参加してるのに何故ワタシに話を聞く。

 

読書の件書きたかったが…『統合失調症の一族』は[血は水よりも濃し]という実録の話。妄想に取り憑かれなりたいものになんでもなれる部分はこれまでの認識通り。問題は一家族に幾人もそういった資質の人が生まれ、兄が小さな妹に性的な虐待をする部分等かなり辛い読むに耐えない。これが常態とかどんな地獄か。遺伝的な要素に翻弄され、それでも人は生きていく。精神的な病の薬の効果というのは多くは決定打がないというのも底が深い。これはたまたまサンプリング可能だった家族のケースであって実際には多々あることなのかもしれない。こどもを持つとは遺伝子の乗り物になることで恐ろしき事でもある。

 

絲山秋子『海の仙人・雉始雊』 (河出文庫)は、得体の知れぬ「ファンタジー」さんが出てくる奇妙な設定ながら、けして他人事にはならない。むしろ切実だ。治しようのない過去の傷を互いに抱えて愛し合う切なさ。治癒しきらないを誰しも持っており、壊さないやうにそーっと気持ちをお互いに染み込ませる。いわゆる一般的な成就がなくとも、とてもじんわりと愛し合っている。イケマセンカか?それじゃ。人は壊れ物だ。

 

町内会費出来たら一度に集め一度で納めたかったがそうは問屋が下さなかった。「品川徹」という俳優の名を覚えた。