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                      タワゴトです。

ほんとうを切り取る

▼某日 我が家から100mも離れておらぬ神社の駐車場にヒグマが出没したとのこと。すぐに広報車がアナウンスして回ったらしいが、K町に行っていた自分は知る由もなし。翌日、悪天候でもなきに、こどもらが集団下校しており、(ナニゴト?)と思っていた。夜になり家の周りをゴソゴソ見回っていた家人が「M神社にクマが出た」と言い、それを知る。

▼某日 このところ、『漱石書簡集』・『漱石日記』・『猫のいる日々』などポツポツ拾い読む。昔の文庫本というのは、きわめて文字が小さく読もうとすると老眼鏡が傍になかったり、頻繁に登場する英語に辟易したりで一向にスルスルとは進まじ。しかし、すぐに影響をされる自分。今書いている日記が妙に古風なのは、モロにその所為である。ばかなのである。

▼某日 日本列島こころ旅で火野正平が使っている老眼鏡に!!と思う。数年前にネット上で発見し欲しいと思っていたものだ。私にモノを与えると、すぐになくすか壊すので(お前さんには百円均一で充分充分…)と我慢していた。

▼某日 ふと思い立ち500円玉貯金を始めた。しかし、日によっては500円玉が財布に入っていないことも多く百円玉5個にしたり、千円札を入れて翌日分までとしたり。たしか、夫が演習に出た日から始めたのだから、今日で五千円になるハズ。焼酎の4Lペットに入れている。缶を買おうと思ってはいるがどこに売っているのだろうか。

▼某日 姉から「結婚の件は、爺さんにはKに直接言わせてね」と言われていた。やっと時間が取れてI・K君と二人K町の実家に顔を見せごく小さく式を挙げる話などをした。「(うんうんうんと頷き)それでいいそれでいい。良かったね。仲良くやりなさい。」と言っていた。私としては是非父にも花嫁姿を見てもらいたかったが「オレは、その時まで生きてるかもわからない。(行けないよ)」と言っていた。

▼某日 映画「エンディングテーマ」の砂田麻里監督がラジオに出演。ガンに罹った父を取り続けたドキュメント。もともとは公開するつもりではなかったものを是枝監督に見せたところ、長い長い沈黙のあと「これ映画になるんじゃないの」と言われたことをきっかけに映画にしたとのこと。「自分自身の死について準備怠りなく!」「こういう死に方いいでしょう?」という話と解釈されがちだが、そうではなく人が生きていることの不思議さ、人が死なねばならぬことの不思議さを撮りたいと思ったという。「本当のことを撮る」ことに賭ける姿勢が是枝監督に通じる。是非見てみたい。
http://www.ending-note.com/

▼某日 もうひとつの「本当のこと」を切り取った映画「監督失格」こちらは札幌では10/15公開。こちらも見る。
http://k-shikkaku.com/                  
            
◆覚書:篠原勝之『アンペア』10/27発売
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