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日々のタワゴト                  

ボクノコドクガサカナダッタラ

▼ある日

夫のいない日。深夜に映画「フィッシュ・ストーリー」を見る。

架空のバンド「逆鱗」の唄う曲「フィッシュ・ストーリー」に鷲掴みされる。

僕の孤独が魚だったら、巨大さと獰猛さに、鯨でさえ逃げ出す
きっとそうだ

僕の孤独が魚だったら、巨大さと獰猛さに、鯨でさえ逃げ出す
オレは死んでないぜ オレは死んでないぜ
音の積み木だけが 世界を救う

僕の挫折が魚だったら、悲痛さと滑稽さに、海にさえ棲み処がない
オマエはホラ吹きだ オマエはホラ吹きだ
音の積み木だけが 正義の味方

Oh Oh Oh
僕の正義が魚だったら、貪欲さと傲慢さで
海底のマグマを爆発させてやる!

僕の孤独が魚だったら、巨人さと獰猛さに、鯨でさえ逃げ出す
オレは死んでないぜ オマエの目は節穴
砂糖たっぷりの アメ玉しゃぶってな!

Oh Oh Oh
僕の勇気が魚だったら、巨大さと若さで、
月光の揺らめく波を 嵐に変えてやる!

オレは死んでないぜ オレは死んでないぜ
オマエはホラ吹きだ オマエはホラ吹きだ
音の積み木だけが 音の積み木だけが
宇宙に届く 世界を救う


▼ある日

朝散歩をしていると、坂の上の方からハーモニカの音が聞こえてきた。「!」と、感じ入っていると奏者の顔が見えてきた。時々お会いする実年ランナーだ。「良い音色ですね」とにっこり挨拶を投げかける。照れ笑いで「おはようございます」とおじいさんは答えるのだった。こんな時、このことを誰かに伝えたいと思う、誰にも伝えなかったけれど、それでも、やっぱりうれしい朝だった。

▼ある日

やっと札幌でも4/2から『ハーブ&ドロシー』が公開されると知る。監督が札幌出身とのことで舞台挨拶や講演会がある。久し振りに逢う長女と見にゆけるかも。上映後、焼き鳥を食べに行こうと約束した。・・・たとえば・・・小学生が遠足を楽しみにするように・・・楽しみだ。近代美術館に佐々木芽生さんの講演を聴きに行こうと思う。札幌ビエンナーレもついでに見られるかもしれない。


▼ある日

下の娘が帰ってきた。顔を見て一緒に夕飯の支度をして、一緒に海外ドラマを見て、一緒に散歩して、たわいない話を聴いてもらって、とても幸せだった。彼女が帰った日、「もう、こども達と一緒に暮らすことはないのかもしれないよね」と、共に過ごせた時間を愛おしく思う。そんな、めだかのような孤独。

▼ある日

テレプシコーラ 第二部 4・5巻をやっと購入。謎は解かれぬままだった。ゆえに第三部があることはたしかなんだろう。山岸さん!ひっぱりすぎ! 

▼ある日

金八完結篇を見るともなしに見る。自分が同時進行で見ていたのは腐ったみかんの第2シリーズと、性同一障害のナオの出てくる第6くらい。それでも。登場人物達のかつての桜中学時代の姿と現在の姿を次々に見ると泣けてきた。K中学校で出会ったこども達も、みな立派な、もしくは立派でない大人に育ったことだろう。


▼ある日

父の検査に付き添う。パーキンソンの疑いがあるということで、ふだんかかっている病院よりは大きな病院でMRI。かすかに脳は萎縮してきているものの、症状も軽いので、まだ投薬は必要ないとのこと。

▼ある日

夫婦で歩き遍路をした方の本を読む。なんとも羨ましい。またまた四国病。夫に年休全部使って通し打ちをしてみないかと持ちかける。いつものように返答はないものの、まんざらでもない様子。彼の宝物漫画「サイクル野郎」にも、同行二人のスゲカサを被って走るくだりが、あったよな、と思い出す。彼の非常に少ない蔵書は自転車放浪ものと登山モノだけなのだ。あと図鑑と。その日を迎えるために、やはり日々最低15000歩できれば2万歩歩くのが当たり前の生活を心がけよう。

twitter 突然アカウント削除して御心配下さった方々、なんかことわればいいのにね。スミマセン。気が向いたら復帰する予定であります。