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日々のタワゴト                  

凡人は火を焚け



▼10/15

朝、5時前夫がヒタっ!とくっついてきて目覚める。よろけながらトイレに行き、再び布団に潜り込む。ぼや〜っとしているウチに夫は起き上がり、私は読みかけの『少年カフカ』を手に取りしばらく読む。やがて六時前。このまま本を読んでいたい思いを振り切り起きだして二階へゆく。そして、いつものように猫に給餌。そしてコーヒーを入れて、回らない頭でお弁当を用意する。今日はカレーとインカの目覚めのポテトサラダとレンコンキンピラゆで卵しょうゆ味、など。

7:23 家を出てスク-ターに跨り職場へ向かう。右・左と折れて、交通の激しい通りでは、手押し信号を押して横断歩道から右折。信号を回避するため左右左右。石山通に出る渋滞する三叉路では車たちを横目に路側帯をぼろろろ。バスレーンだけどすぐ左折するし勘弁してもらって警察署の前だけは時速41キロくらいにスピードダウンして左折して図書館横を通って、あと5分くらいで職場。赤信号で止まりたくないがため、時にはどれだけゆっくり走れるか選手権の様にじわ〜っと走る。そして到着。社員証で二箇所の関所を越えて女子更衣室。スーパーマンに変身するクラークケントの如くにバリバリバリっと脱ぐと、制服姿。

出勤簿に印を押して喫煙室。

区分口のファイルを倒して、交換区分台から各区の郵便持ってきて日報に日付書いて、氏名札取ってきて、朝礼。ブロックごとの郵便取ってきて、定形外の入ったファイバーを各区に置いて、大区分。終わったら車の鍵もらってコダテ(道順組み立て)を順にしてゆく。午前中は基本12箇所のマンション。今日の場合はDコモさんの明細が入っていたから異様に多かった。一個のマンションで150とか350とか。そのうちコンピューターが計算した物数と」予想帰局時刻などの書かれた紙が張られる。私は18時近く。マジすか?

午後も同様にコダテして配達。一体全体何時に戻れるのか・・・と思ったけれど、以外にも四時過ぎには帰ってこられたのだった。走って走ってガンバリ過ぎた。

そんな変わり映えせぬ日々を過ごしておる。二三日前に雪虫を見た。朝晩の冷え込みも徐々にきつくなってきている。この間、娘のところに行ったら、一冬に1〜2回しかストーブをつけない寒冷地斜里出身者超人Hマダさんの真似をしてストーブをつけずに我慢していて鼻をグズグズさせていた。頼むから火を焚け。灯油代として2000円置いてゆくから凡人は火を焚け。と言ってきた。

そういやぁ、少し前に「凡人は火を焚け」で思い出したが、「中学生はコレを読め!」などの企画で話題になった琴似の本屋さんが町を捨て(?)某駅ビルに入ったようだ。こうして町の本屋さんは死に絶える。八百屋も魚屋も本屋も金物屋もなにもかもなくなっちゃって巨大店舗ばかり、会社員ばかりの世の中になってしまうしかないのかねぇ。農家だって寄り集まって会社になってきてるし。つまんねー。与太郎も生きにくい。