病状や今後の治療についての話を聞きに病院へ。
ある程度は覚悟していたものの、すでに肝臓にも多数の病巣があり、根治的治療は難しいとのこと。
正直、最初は、そんな簡単に諦めないでよ。と、ある種の怒りが沸いてきたけれど、冷静に考えるとむべなるかな、という結論なので、あとはお任せするよりない。
一年くらいは大丈夫ということ。
父は、呆然として涙ぐんでいた。
とりあえずは明日人工肛門の手術。うまくゆけば、ものが食べられるようになるとのこと。
手術は夕方からになるらしいので、仕事後病院へ直行することに。
消化器科のセンセイに話を聴き、次は手術について外科の担当医の話を聞き、最後に麻酔科の医師に、手術の麻酔について詳しく話を伺う。完璧なインフォームドコンセント。
ショックではあったけれど「泣く」ということはなかった。
しかし、帰り道に、すぐ上の姉からメールが来て、
「けど一年が五年になるかもしれないし、できるだけのことは、みんなで力を合わせてやりたいね。じいちゃんのためにもさ・・・。」
という文面を読んで、悲しみが込み上げてきて、とうとう運転しながら泣いてしまった。
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色々ご心配いただいてメールなど下さったみなさん、お心遣いありがとうございます。
直接は、お返事しませんが、なんとかしてやれることはして、がんばろうと思います。