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日々のタワゴト                  

▼6月某日



・夜半に雨が降ったらしく、土がしっとりと濡れている。ここ数日は暑かった。アスファルトは熱せられ、土はひからび、なま暖かくだらけていた空気が、雨で冷やされ、空気も澄んで爽やかだ。青空の下を(嗚呼!なんと気持ちがいいことよ!)と、思いながらスクーターで職場に向かった。ちいさいしあわせ。しかし職場に着くと誤配の始末書が手渡され、またも暗澹たる気持ちに。

・ほぼ日では「吉田戦車の逃避めし」というコーナー(って今時言わないか)が始まったらしい。逃避して何かをすると、どんなことも楽しくなってくるよな。と、思う。

 「それのドコが面白いのでしょうか?」と人に尋ねられたら赤面して「あの・・・その・・・んと…」としか言えないくくだらないことにすら夢中になれる。たとえば授業中に、机の穴に消しゴムのカスをじわじわと詰め込むとか・・・・(あれ?これって誰かがどこかで書いてたか?)こどもの耳垢をひたすらほじるとか、夫のタマタマのシワが微妙にウニョウニョ動くのをジッと観察するだとか。

寝坊した今朝、目覚めは6時7分。なのにトイレで小用を足している時、ふと棚にある『役にたたない日々』を手に取るや、適当に頁を開いた。「目が。覚めて足でカーテンを開けた。いつか、もっと体力衰えたならば、こうして足でカーテンが開けられた日々を懐かしく思い起こすのだろう。」という行儀の悪いしみじみ話をひとつ読む。まだ足りないので別の頁を開く。あ、これこれ。おもしろいんだよな。と覚えているくせに、また読む。

「水道料が突然引き落とされなくなって、役所から高圧的な態度で手続きをし直すようにと電話がきた。やむなく銀行に赴き調べると自分には落ち度がなかった。再び役所に行きその旨を伝え、調べなおしてもらうと、それは役所の入力ミスであった。威張り腐っていた職員が平身低頭で申し訳ないという。それでも腹わたが煮えくり返っていたサノヨーコは気持ちが収まらず、なお言い募ってしまった。そして自己嫌悪になる。自分は、もうじき内外ともに汚いオババになるのであろう」という話にひきこまれれる。

数分が経過。膝には気持ちよさげに末っ子ネコのTARAが丸まっている。本を閉じ、ここでネコを落としてパンツを上げて良いものか、ネコを撫でながら、しばし逡巡する。ココロを決め、やっと立ち上がる。ああ。私は弁当支度に取り掛かりたくなかったということなのか。そう思いながら、階段を上り、台所に立ち、冷蔵庫を開く。フライパンを温め鍋をかけ、肉を取り出し、筋切りして焼き、ショウガをすり下ろす。油揚げに卵を入れ、つまようじで閉じ、味をつけた汁に入れる。茄子を細切りにし、焼き、茹でてあったアスパラに叩きキュウリだれをかけ、・・・・。と、ひとつも迷うことなく夫の弁当をこさえた。やり始めるとどうということもないのだ。忙しいのだ。夫は、6時半には出てゆくのが分かっているのに立ち上がりの悪い私の体。アイドリングが必要。

・昨日のラスト・フレンズ、「最終章」ということばに騙された。途中から壁の時計を見い見い、あと15分で片が付くというのか?ホントにか?もう8分しかないけど、どうなんの?と、本末転倒の見方。結局、もう一週あるのですな。さて「バッテリー」最終回見よ。と見始めたらいつのまにか眠りの世界に行っていた。2時半に起き出してベッドに潜り込んだ。

※追記

ラスト・フレンズは来週が最終回。(15分拡大)さらに26日には30分拡大の特別編があるらしい。視聴率ってスゴイね。。どうかそのために内容が薄まらないように。3時台に再放送は始まっているが、一話からはこちらで。

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