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日々のタワゴト                  

あったか牛乳とポパイ



▼9/18 火

予定外の超勤をしていると公衆電話からのコール。やはりYだった。さっきからメールしているのに返事がないからたぶん携帯を忘れたのだろうとは思っていたが…。いまどこ。まだ局にいるけど。え!そうなの。コンビニ(いつも駐車場として利用しているところ。一日五百円)にいるんだけど。そうなんだ?車の鍵もらって乗ってたら良かったのに。娘だって言ったけど駄目って言われた。じゃ、急いでいくから。と、小走りに駐車場へ向かう。

車の中で、なぜ遅くなったかの話。とあるマンションの受け箱。郵便を入れようとすると全く蓋が動かない。管理人に問い合わせたが所有者がどこにいるのかわからず大変困っている。どうしようもないのでU郵便は戻してほしい。とのこと。局で某氏に報告すると、それでは受け箱の中身も返してもらえ。と言われた。そこから再三足を運び、昨日やっと郵便が戻されたわけだ。おりしも連休明けの五万通の日だというのに!昼休み返上での配達中にケータイが鳴る。管理人より電話があった、という連絡。折り返し電話。そして4時までに伺う約束。

ちぎっては投げちぎっては投げで郵便の配達をこなし、Fマンションへ。まずは管理人室で、愚痴を聞きつつ一通一通チラシやメール便との分別。その後、5時までかかって配達を終え。やっと局へ持ち帰る。それらの郵便には一通一通この郵便は一旦配達したものですが、受取人の転居先が不明のため還付いたします」という付箋を貼り付けねばならぬ。数えるとそれは全部で九九通。付箋棚には一〇枚くらいしかないので原本を出してもらいコピーし裁断機で一枚一枚切り、局の日付印と担当者印を押印して貼付。還付転送の箱に入れて、あて先別に差出人に戻されるという手筈を踏む。

偉い人に後から聞けば、すでに配達されたものについては管理人等からの依頼がない限り還付の義務はないというではないか。おにょれHめ〜。

そして、U便のほとんどが、梁「惨」泊という名の全国流れものパチプロ集団の名を借りた裏技販売会社からのもの。返したってしょうがないんだけど。管理費・不在になってからの小包の転送料すべて払わずじまい。競売にかけたということは、どうみてもギャンブルによる借金苦でトンヅラ。と思われる。って話を娘にする。

やっぱそこまで行っちゃだめだね。おかあさんも、さすがに、そこまでは行かないわ。でも、夜になってからお父さん寝たからって出かけたりしてたじゃん。あれは良くないよ。え!お母さんなんていてもいなくてもいっしょや。おかあさんなんて、もっともっと小さいときから親なんて傍にいてくれたためしがないよ。と、昔話に。

おかあさんなんてね、4〜5歳のときからガスに火点けれたもん。日曜の夜、七時半になる前にね、まず踏み台をガスコンロの前に用意して、そこに上がって鍋焼きうどんの一人用の鍋にね、牛乳をとくとくって入れるんだわ。そして砂糖をさじに一杯半入れて、かきまぜる。で、徳用マッチのでかい箱からさ、マッチ一本取り出すの。一球入魂の勢いで火を点けてさ、消さないように、ガスの炎の出る穴に近づけて、そしてガス栓ひねってさ、ボッとかボンって火がつくのね。いちいちビクッとしてね、で、沸くまでじっと見てるの。縁の方にフツフツフツって泡がでてきたらさ。すかさず火を止めてね、そんで牛乳瓶に戻すの。そこに、また牛乳瓶の蓋をするんだわ。端っこの方をちょっとだけ曲げてね。そんで準備ができあがってテレビの前に陣取るの。そしてペコちゃんのCMが「♪ふじやーふじやー」って入ってさー、それでジュージュージュージュー甘い牛乳飲むのね。これを飲みつつポパイを見る訳。これが楽しい儀式だったわけよー。なーかわいそうだろう?(ってゆうか、あんたうれしいの?)

まるで麒麟の貧乏自慢みたいになっていた。・・・・・・ともかく、貧乏で寂しくて、それが滋養だったのか。こんなに大きくなりました。

※時間も時間だし夫も食べて帰るはずなので、すぐ食べれらるものを何か買って帰ることに。Kのリクエストで、ほか弁になった。

私は、室蘭焼き鳥弁当。タレが何十年も継ぎ足して作ったような色合いで、からしをたっぷり付けて美味しかった。