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 日々のタワゴト                  

「決壊」してみますか



▼8/11 

携帯端末の研修が終わると、丁度終業時刻になった。急いで着替えて鍵のかかった重い金属の扉を開ける。

正面に白いシエンタが微笑んで止まっていた。まぁ。このクルマは、いつでもニッコリしているのだけれども。

娘たちは、今日、倶知安に行ったので今夜は二人だけ。・・・。

「『花まる』にしよっかー?」(「花まる」とは回転寿司屋)「ん」

ということで、無謀にも土曜の夕方なのに花○へ。駐車場には、まだ空きがあるし、さほど混んではいないのでは。。と、思った。コールサインの札をもらってクルマで待つ。私は「テレプシコーラの2巻」を読み、夫は、駒大岩見沢の野球を見ていた。私も読み終わってからは応援していた。

エラー→送球ミス→盗塁→送球ミス のクダリを見て、こりゃあ浮き足だっちゃって、駄目だべ。と腹をくくる。

幸か不幸か、約一時間待ちとなり、試合が終了してから「ちゃららー」と、メロディーは流れた。

席について、すぐに生を注文。筋子醤油漬け・シメサバ・生鯖・生帆立・甘エビ・黒ソイ・ウニ・エビマヨ軍艦・本マグロ軍艦・他、満腹になるまで食べた。ビールはお代わりもした。持ち帰りにザンギ・とイカげそ揚げも頼んだ。〆て、4784円だったか。ウニだけがキラキラの皿で四百円。帆立は、いつもは緑皿なのだが、昨日はドス赤と青のだんだらの皿で三百円だった。七十円の違いは頷けるものだった。身がプリップリ。そしてでかい!そして甘〜いっ。

調子に乗って帰宅してからもビールを一缶開けた。

久しぶりのアルコールで、やや発情気味?とか自覚しかけたが、その時、夫は既に爆睡モードだった。

▼8/12 日

朝っぱらから暑いので海へ行こうかと打診。

即返は、ないので、そのままPC前へ。

しばらくして「がっちりサンデー」(?)を見て、

そろそろブックレビュ?と思っていたら夫が着替えているので「行くの?」(うなずき)

「どこ?」(頭を回す仕草)

「海?」(うなずき)

「え?なら、焼く道具(七輪他)持ってく?どこの海」

「小樽・・・」

ってことは小樽港かい?海入れないじゃん。(心の中で舌打ち)いっそ、行くのよそうか・・・とも思うが家にいたって暑いしな。と、いうことで読むもの用意して(読み返す「テレプシコーラ」シリーズ。で、3・4・5巻)乗り込む。

山崎ナオコーラ(求む改名)の『指先からソーダ』(だっけ?)買いたいと思うも、開店している本屋がなく断念。

釣り場に着くと、そこは予想していた直射日光下ではなく、橋の陰で風の吹き抜ける所だった。

先客のワンコ(全身茶ラブ)に挨拶して早速釣る。ねらいはハゼ。

割とスグに一匹釣れた他は、カニやらヒトデやら。それでも、そのうちにポツポツ釣れだし、1時半に止めるまでに計20尾。

帰り道、中央図書館に寄ってもらって。『日々ごはん』1〜2・武田花『嬉しい街かど』・鶴見俊介『鶴見俊介対談集 未来におきたいものは』・坪内稔典『言葉の力』・出久根達郎『書棚の隅っこ』を借りる。中井久夫も探しては見たが文字が小さく読み辛そうで断念。ちょい借り過ぎ。2週で読み切れるだろうか。

武田花『嬉しい街かど』読了。写真と日記の形式。日記はいいなぁ。(そういや『日々ごはん』も日記だ。)自分がイチバン好きな読み物は日記かも。ところどころに母上「武田百合子」の風味が感じられ微笑む。特に、間の抜けたチンピラを「ジョニー大倉風」と書いているあたり。その間に、夫は洗車と駆け足練習に出掛けていた。

週刊ブックレビューを見る。川端文学賞を授賞された小池昌代『タタド』を中心とするインタビュー面白かった。言葉の選び方が、やはり詩人だ。海という舞台を選んだキッカケは中年になって海に行ったこと。もう若くはない体をさらし、シミが浮き出たり、ここは、すさまじいトコロだなと思った。しかし、

カーッと 自分がむき出しになってメリメリと皮を剥がされるようなコトが快感でもあった。とも言った。詩は日常に眠っていて、ゴミの中にも汚らしいものの中にも詩は眠っている。私たちは、それを引き出すだけって言い方がカッコイイと思った。

長田渚・中江有里ともに印象的だった「決壊」という言葉についての質問には


(人々は)関係に規定されて生きているって言うかね?でも、本当はなんていうんでしょう、そういうものをもしかしたら私自身が溢れ出て、なにかもっと違うカタチを探してみたかったのかもしれないんですけど

と、「関係を溢れ出る」って言い方ヨクナイ?

さらに小池の言葉の選び方が「生々しい」と評した中江有里の言葉を喜び


やっぱり、五感をあのうなんていうんでしょう緞子みたいにね、開いて生きていきたいっていう、それが生きているって言うことの実感であって、例えば夏みかんの音を聞く、何か触ったざらざらした感じを味わう、匂い、目で見ること、何か聴くこと舌で味わうこと、すべて、そういう生々しさをいつも書きたいと思っているんで

と語ったのも良かった。それを受け、中江有里は以前の書評の本を読んで小池の言葉は「目をつぶって何かを食べ、これはなんなのだろうって味わうかのようだ」と、思ったと語る。うむ。うまい。

今日の中江は冴えていた。この女優さんは、声もいいし、顔も綺麗だし、なのに不思議と女性的な魅力に乏しくて、かねがね奇妙に思っていた。が、今日は、外見も不思議とマネキンのように美しいと思った。

ハゼを松葉崩し、モトイ。松葉型に下ろし卓上で天麩羅。うまい。

プロジェクトランウェイ?を見ようとしたら番宣のあとは画面真っ黒でがかーり。めずらしく「節電節電」と思って、デコーダの電源止めたの忘れていた。悲。

むすめたちは、明日墓参りに参加してから帰ってくるとのこと。日々ごはん〈1〉