始めの人が言った物の名の語尾の一音を、次の者が頭字として別の物の名を言い、これを順につづけてゆく遊戯。「いす・すずめ・めじろ…」など。
文字つなぎの遊戯。「牡丹に唐獅子竹に虎、虎をふまえる和藤内、内藤様はさがり藤…」の類で、児童遊戯として唄いつぐもの。「―文句」
以上引用
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勝負師なので、こども相手の遊びといえども何事も真剣に闘う方だ。
しりとりの極意は、相手を語尾に「○」のつく言葉で追い詰めることにある。
これがなかなか楽しい。
つまり、始まりの文字が「×」という条件の他に、頭の中でもうひとつの「しばり」を自らに与えることで勝負とは別のヨロコビが得られるのである。
頭の中には、知らず知らずに難しい音リストもできてくる。「り」「る」他ラ行の言葉。そして、それに応戦する語。
互いに「う」攻めのとき使う語・・・「運動」「宇宙」「うな重」「ウルトラマン太郎」等。他にも良い手あるかしら。
娘が、まだチビの時、「る」で終る言葉を私が言うと・・・考えた末「る・す・ば・ん・で・ん・わ」と答えた。(やるじゃん)と思いきや彼女は更に言葉を続けた「おきてるクン」。
北海道のラジオ局で素人のメッセージを流すため設けた留守電キャラだ。「留守番電話オキテル君」うははははは。うはははは。ドライブの車中、私は笑いが止まらなかった。ラジオオタクの母にすっかり洗脳されたコドモ。
しかも、しかも・・・がんばった末、語尾が「ん」じゃないか。カカカカカ。