お‐かず【御数】
(もと、女房詞。数を取りあわせる意から) 飯の菜サイ。副食物。〈日葡〉
―‐ごのみ【御数好み】
おかずの好ききらいをすること。また、飯よりおかずを多く食べること。
おかずが御数とは、初耳。イヤ、初眼。
数を取り合わせるなんて言われると、我が家の食卓に上るものは、ときに一汁一菜だったりもするし、おかずにあらずということになってしまう。
幸いにして、御数好みのない夫で(こどもも)ありがたいことです。男が食べ物にうるさいのは嫌いなので、黙って豪快に食べる彼は素敵だと思います。私が食卓に着くやいなや食べ終わることがあるのと、まだ私がビールを我慢しつつ支度をしているときにグビグビ呑むのは(クーッ!)と思うんですが・・・。
子供時代は、好き嫌いがやったら多くて給食の時間が苦痛でたまりませんでした。学生時代に一人暮らしを始めてから、有難く戴くという感じに、なってきて次々と嫌いなものの障壁をクリアしてきました。(あとは、漬け物だけです。)
おかずは、魚・肉・ソーセージ・魚肉ハム・芋類・卵のバリエーションで生きてました。まったく躾のなっていない親です。母は忙しく、六歳上の姉が作ってくれていたのです。この年になって、軽いアトピーが出てきたのも、そのせいかもしれません。
さか菜っぱカルタ作ってくれたら、良い子になったかもなぁ。(私の青空を見てない方通じなくてすんません。太陽が港で、「カボチャは黄色い花が咲く。マグロ釣りなら北山・・・。昆布を食べてハゲしらず」と青森弁で次々暗唱する場面は、万人日記番人相沢さんと同じく涙が止まりませんでした。)
贅沢なおかずは置かず!好物ばかりのおかずは、いけず!