洒落という文字、手書きすると酒と書いてしまう人が多いらしい。酒を落とすなんて罰当たりなことをしちゃっちゃー洒落になりません。洒の「つくり」「西」には“ととのえる”の意味があるらしい。一方、「酉」は十二支のとりの他に「酒つぼ」の意味がある。
“洗い清める”とか“粋な”というところからお洒落とか言葉のもじりに繋がったのか。
古典的親父ギャグに「下手な洒落はやめなしゃれ」ってやつがある。こんなことを今更言われても「殴ったろか?」と思うが、洒落は、やはり面白い。ひとつの言葉から同時進行的に違った角度からものを見ているからだろう。「アンテナがあってな。」(それがどーした!)となったところで「なあんてな。。。」と切り返されると一瞬腹を立てかけた自分が見事に小粋に落とされるのだ。「てへへ」の心境なのだ。で、笑っちゃう。
※この洒落は「ウッチャンナンチャン炎のチャレンジャー」より
お洒落と言葉の洒落の共通点は「気の利いた様」をいうところ。わかいねーちゃんどもが、「庭でワインを飲みつつハンモッグで本を読む」なんてのを「おっしゃれー!」と言ったりするが、それを粋と思う以上、意味としては正しいのか。釈然としない。
ハンモッグで赤ワイン呑んでゆらゆらしながら本なんぞ読んでみ顔やら本やらにぶちまけるのがオチじゃ。
若人の「おっしゃれー」は小賢しいとしか思えない。
今日から本日の読書予定を入れる事にした。
『快食快眠快便』文藝春秋編 ぶんしゅん文庫