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日々のタワゴト                  

二日目のゴム風船

▼〜12月1日

10月30日に食道粘膜下腫瘍(GIST)を摘出する手術を受けひと月経過した。体重は52㎏前後から46㎏に減少。身長は149㎝しかないので、一般論では、まだ痩せても良いのだけれど。

この年齢で一ヶ月に6kg減ると、なかなかの変化がある。顔は一回り小さくなり首には皺が。最も絶望的なのはお腹で劇場の幕のように襞が出来てしまった。手の甲すら皺っぽい。元々老け顔の上にコレだ。客観的に言えば「可哀想に!」という一番嫌な状況。

簡単に言えば、少し空気の抜けた二日目のゴム風船だ。昨夜、この似通い方を思いつき、我ながら素晴らしい例えだと感じ入っている。これでドン底から少し上昇。変な奴。

昨日は病い友のFさん退院の日だった。迷いながら(やっぱり行こう!)と見送りに向かった。

入院費の精算は会計窓口が開いてからで病院を出るのは10時前になる。

病院隣のスーパーに車を停めるつもりで行くと、なんと開店前で入れない。更にその横の第二病院に置く。

ゼーハーしながら、ゆっくり急ぎ通りを渡る。ロビーには姿がないのを確認し、売店でFさんが道中食べられそうなおやつを見繕って真っ直ぐに病室に行く。

が、入口の患者名が既にない!覗いて尋ねると「さっき退院されましたよ」と言われガックリ。念の為、病院の駐車場にも行ってみるが空振り。慌てて電話をしてみると、既に千歳近くまで行っていたのだった。お別れのエールを送り、しばし呼吸を整えてからトボトボ車を走らせた。

日曜美術館で入江一子さんを見て、あ、この人はたしか幸田文と対談してた気がする!と閃き全集と同じ体裁の幸田文対話集を探す。ところが、探しに探しても見つからない。ネットで目次を確認するも入江さんの名は見当たらないのだ。文庫化にあたって、更に何人かとの対話が増補されているのを知り、文庫上下巻を注文。

昨日トットちゃん!を見ていて、もしや!入江一子と対談していたのは沢村貞子だったかもしれないと疑念が湧いた。夕方、注文した文庫が届き目次を確認。やはり、その名はない。

あと残された可能性は全集の月報くらいしかないな。

猫ちぐら用の紙ひもが届いた。いくつかの動画を見ながら試作。単純な作業の繰り返しだというのに、サッパリうまくいかぬ。合計5回はやったが目が揃わず、ギッチギチになる。余裕のない自分そのもの。これじゃ二段目が編めない。紙で手が荒れ指先が痛い。どーするよ十数個の紙ひもたち。