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    日々のタワゴト                  タワゴトです。

美しい人々とおバカさん

▼2016.3.7

3/7 月曜?

伊予三島のビジネスホテルより0753出発。距離が短いと思って舐めてた。

戸川疏水公園にてトイレに入る。出た途端に「あ。お遍路さんちょっと待って下さいね。今、準備してたとこで」と三十代位の青年。紙コップに飲み物を下さり、飴を小袋に入れたやつ、アロマ液など頂戴した。何故若い身空でこのようなことをしているのか、興味を覚えてアレコレ聞く。
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仕事はホテルマンなのだが、自身がお遍路をした経験から、休日にはこのようなことをしているのだそうだ。

飲み会とかの誘いは一切断り、自らの収入を使ってこうしてお接待をしているとのこと。感心し過ぎて、エライ長居してしまった。
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そこから三角寺目掛けて真面目に歩を進める。ちゃんとお遍路マークにしたがって歩いていたはずなのに、いつの間にかシールが皆無に。やや。やっちゃったか?思ったけれど、上を見れば、少し上には視界が開けている気がした。無謀な私は、道なき急斜面をワシワシと登った。そして、遂にへんろ道に出る事が出来た。

10:08 65番三角寺到着。
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そこから、だ。

通常ならば3時間余りで今日の宿「民宿岡田」に着けるはずが、歩いても歩いても小舟のように……ゆらゆらするばかりで、一向に目的地への距離が減らないのだ。そうだ。お約束のミスコースだ。綴れ織りの車道を下りてしまったのだ。

また精神的ダメージを受け俯き加減で歩を進める。

3時間の予定が四時間半を費やして到着。

しかも「え?◯◯さん?予約は昨日でしょう?電話したんですよ」と。欠航の知らせの後、変更の電話をしたはずなのだが、記憶違いだったのだろうか?

ともかく泊めていただけるコトになり、胸をなで下ろす。
玄関に書棚があり、お遍路関連本が沢山!どれにしようかな?しばらく眺めた末、決めたのは鎌大師の庵主さんであった手束妙絹さんの著書。人づてに、素晴らしい方で、様々な人が妙絹さんを頼りにして訪ねるのだという話は前回一部同行したUさんのお話だったかも。その後も、お遍路ブログ等でも、その人柄の素晴らしさに興味は持っていた。

部屋に入ると壁にまさに妙絹さんのお写は何の偶然かと驚いた。本は本当に沢山あって、私が選んだのも偶然だというのに。お風呂を終えたら、感想の間も貪るように読む。子どもたちにも、障害を持つ人にも、いわゆる乞食遍路にも慕われるその大きな懐ろ。ご自身も何度も歩き遍路をされていたなど御存命の内にお会たかったなあ。とつくづく思う。

噂の岡田翁は、本当にステキだった。洗濯しながら入り口前でお会いすると、手にひまわりの種を持ってベンチに座ってる。時々鳥の声を口で出す。そして、なんと次から次へと野鳥が翁の手から種をもらって行くのである。なんだかマジシャンのようだった。

夕飯寺の翁オンステージは、こらまた見事。地図と写真で詳しく詳しく翌日のコースを説明して戴いた。この名調子、絶対誰かが映像で保存すべき。
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笑顔もステキな岡田さん。お会いできて本当に嬉しい。どうぞ長生きしてください。あの鳥との交流の場面、丁度ケータイを持っていなくて実に残念。絵本の中みたいだったのに!