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日々のタワゴト                  

遍路2015 12日目

▼3/19

7時5分前出発。

朝食の間は曇りだったのに食べ終わった頃から雨。

歩くに従い強まる雨。

黒潮観光ホテル前にて休憩。ココまで8キロ。既に靴下までズブズブ。

それしたって今回はよく降られる。(降られるべき何かがあるのかもしれなくてよ!)ココロの声。

あれもこれも雨と共に流し去れ!

懐かしの「超カーブ」という看板。写真を撮るべきか迷ったが2年前と全く同じだし…。

まあまあ快調に28番大日寺。境内が静か。お堂の前のろうそく立てには、珍しく綺麗に一列だけの炎。

大日寺を出て、次なる目的地国分寺を目指す。9㎞先。時速4㎞ならば2時間15分の計算だが、休憩も加味して13:00位?と思いつつ歩く。ニラ畠の真ん中を淡々と歩く。此処で「お遍路さん!あと500メーターで休憩所!」と優しく声を掛けてもらったのう…と、考えつつ。すると倉庫前で停まった軽自動車から人が降りてきて「お遍路さん!あと400メーターで休憩所!」とおっしゃるではないか。お顔は覚えてないのだが間違いないだろ、こりゃ。「おじさん、私、たぶん2年前にもそうやって声をかけて頂きました。ありがとうございます!」おじさんは、なんだか照れて、口の中でモゴモゴ言っていた。

小屋の手前で誰かが休んでいるのが見えた。まさか、またしてもおせいさんか?近付くと違った。もう会えないと思っていた野田さんことOさんなのであった。

今回はかつてなく乗り物を利用しているので時間が余って仕方がないという。この方は、遍路には珍しく、あらかじめ全ての宿を予約してから出てきているのだ。一コマズラすと全てズレるので、そういうことになっておるらしい。

Nさんの消息も聞いた。

へんろ同士の関わりというのは、ちょっと他の旅にはないモノがある。私とおせいさんの様に、望むと望まぬとに関わらず、一緒になるパターンもありゃ、一瞬だけの場合もある。

先にOさんが出発し、私は五分後出た。雨が上がっている。今日は29だけ、というOさんは、のらくら行く、と言っていたのに案外速い。私が後ろについてしまったので、あずましくないのだろう。
 
晴れた、と思いきや、すぐまた雨が。

Oさんを脅かさぬよう饅頭屋に立ち寄る。二個買って一個はあげよう、と考えていたのだが、もしかして餡子とか嫌いかも。好きではなくて、この大きさはキツいよな、と思ってズルズルと二個も食してもうた。

つづく