細切れ睡眠で合計4時間位は寝たと思う。朝食6時半からで、またNさんと楽しく話しながら。……ヤバイ時間が!
7時に、お迎えタクシーを呼んでいたので大わらわで準備。気付くと窓の下にタクシーがおり、(5分前)わたわたモノを詰めて輪袈裟もこんな(ご自由に想像して下さい)になりながらアタフタと乗り込む。昨日、歩き終えた地点、立江寺まで行き恩山寺に向け出発。今思えば、そこまで潔癖でなくとも良かったのかも。。
moveご参照の通り、最初は何かと道を確認したり人に訊いたりで遅々として進まず。コンビニにて次の地図をコピーしたりして、地蔵院前の道から山越え。誰もいない。そして、誰もいぬ筈の山道に地元の人が出現して、それもまた怖かった。
途中、地図を入れたファイルが邪魔で背中とザックの間に挟み、気がつくとなかった。山を登ったり下りたりしてまで探す気力はなく、そのまま歩き続けた。昨日はあんなにたくさん歩いていたのに、今日は誰一人合わない。
やっと山を下り、川に沿って歩く。地図にある遍路道が工事中で止む終えず、遠回り。途中曲がり角で迷っていたとき、バイクのクラクションが鳴って、太めの兄ちゃんが道を指差して教えてくれた。
惚れてまうやろ。
遍路シールが少なく、その後も道をヒトに訊いたり、薬局で湿布とQBコーワゴールドを買ったり。可愛いくて親切なお姉さんだった。
国道55に合流して、しばらくしたところで、遠くに見覚えのあるザックを背負った人が見えた。何分か同距離で進んだが、立ち止まった姿を見ると間違いなく飄々オジサンのAさん。「Aさーん!」「おー!」とチラチラ話し、「小屋かと思て休憩しよ思たけど…」「小屋なら、もう少し先の線路を越えたとこですよ。そこでお昼にしませんか?」となり、その後の皆さんの様子など聞く。同時期に廻っている人達は、こうして間接的にも知り合うし、情報が行き交うのだ。そんなところも遍路の面白さだ。
小屋では、お昼食べつつ話す。そこに地元の小屋清掃ボランティアさん。小屋にあった忘れ物の手帳のことなど。中国語で記録されており台湾から関空に来てるので、なんとか渡したげたい、と彼方此方に問い合わせたけれど今の所見つかっていないらしい。礼を言って辞す。
本日は金沢弁が耳に心地良かった。そして、ちりとての福井弁を思い出していた。でも御本人曰く「違う!」らしい。語尾に「ウェ」が付くのが金沢で「ウェ〜」って、なに⁈と孫に馬鹿にされる、じゃない、ダラにされる、とのこと。ウェオモロイウェ。
痛くて痛くてしんどかったが、相棒を得て辛うじて無理のある距離をクリア。
宿の車で、素晴らしい人形達を見物して宿に着いた。
マッサンが何故、今時のゲートボールをし、不良化したのかは、ともかく全国の行き所のないお雛様たちを集め、有効利用されているのは、面白い企画。
宿のお風呂で、昨日一緒だった野田さん(野田と申します。)ことOさんに顔合わせ。ナント皆さん揃い踏みで18番 恩山寺行きのバスで移動されてたらしい。通りで……!・・・ちょっとヨロッとなったが、そりゃ全然自由ださね。んーー。この後、どうするのか悩み中。一応航空券は25日のを取ってあるのだが。