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日々のタワゴト                  

雪景色

▼12/7

起きてみるとベランダのスノコには4〜5センチほど雪が積もっている。峠は如何ばかりか。

昼近くに出るつもりであったから、路面は解けてゆく筈と決めてかかり、洗い物や洗濯干しなど。今年中に送りたい挨拶状を二葉。そして、先日下の娘が忘れていったコートのインナーとフードの毛、そして初搗きの丸餅、群馬からきたリンゴなど箱詰めし送る準備。ケーキを買って、図書館に本を返し予約本を受け取って本局でゆうパック発送の後里へ帰る。という手筈の予定だったのに、慌て者の自分はポワソンダブリールに寄るのを忘れて郵便局に行ってしまう。オマケに住所の控えを持って行かなかった。電話をかけても繋がらず、メールにも返事なし。上の子に尋ね、古い住所のメール。もたもたとやり取りしてる時、やっと本人から電話。少々ばたばたした。(無論これがデフォルト)

やっと帰省モードになって空を見れば、雪は解けるどころか、どんどん降り続けているではないか。ま、冬だし。

じゃんじゃん降ってはいるものの、それは牡丹雪ではなく大粒のアラレで視界は遮られてはいないのが救い。キリリと走って行くうちに峠の辺りで雪がやんでくれた。走るうち青空も広がる。爆問のRADIOを聴き笑って快調に運転していると、いつの間にやらギリギリとしていた身体が弛んできている。ドライブハイ?残念ながら山は雲に包まれていたけれど走りは好調。今日もカーナビの示す到着予想時刻に挑戦だ。1時間短縮できたら納得の走り。

もう10㎞以下になった頃には、樹々に張り付いた雪や遠くの薄っすら雪を被った山、農家のサイロや赤いトタン屋根などが、おとぎ話のように陽射しを浴びているのが見える。あゝ美しい。雪かきは好きじゃないが、雪景色というやつは全てを美しく変える。

おお美しき我が故郷よ!…という風に直ぐに感激する故郷バカ。

写真が撮りたいのに、車を停めるのを躊躇して撮らず。

父は、いくらか肥えたようだった。

活貝で作ったホッキバター、ジンギスカン、タチとジャガイモの味噌汁、寿司他の美味しいご飯を食べてビール。

父を寝かせた後、ゲーム「跳ぶっ!」の話から、62歳VS56歳のぷよぷよ対戦に。深夜2時半まで。

▼12/8

父を検診に連れて行き、かなり待たされる。その分読書が進んだ。採血待ちのスペースでは英文解説付きの羊蹄山のビデオが流されていた。星空の下の山の綺麗なこと!

姉が伝えたらしく、
「お前、また(四国へ)行くってか⁉︎なしてよ?」とイチャモンを付けられた。
「ご先祖さんに約束してきたんだも。父さんたちが来ないから代わりに、また来るって言ってきたんだも」というと、唯々呆れた顔をする老父であった。父には「シュンちゃんの顔見たいな」と、リクエストされたが、「正月まで待って」となだめてきた。ご先祖さんが私を呼ぶと同じように父は孫を恋うている。

2時過ぎ無事帰宅。

病院での待ち時間は老人四人の遍路記録を読む。ほぼバス、タクシーを使って時々歩くスタイル。それでも疲れた疲れたと書かれている。自分も10年後にはこのようにならぬ保証はない。他山の石としよう。もと同僚の65歳達は揉めたり気遣いあったり、なんだかんだで楽しそうである。そうだ。どんなカタチでも、人生なんせ楽しんだもの勝ちだ。

k.m.p.のモロッコ本も、良い参考になった。アフリカ大陸の端っこにあるという青い町を自分の目で見られる日が来るだろうか。