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                      タワゴトです。

《遍路31日目》谷屋(道後)~石手寺~52番大山寺~

あたらしい  を たべていきてる

▼2/26

 

昨夜の宿「谷屋」は良い宿だった。ちょっと高いんだけどイイ?とユイイツ前もって予約したお宿。

 

チェックインすると、ライブラリーのテーブルで菓子とお茶が供され、それから客室へ案内される。ライブラリーには宿と四国ゆかりの作家の本が並んでいた。客室前には子規の俳句が書かれた木製の飾り。品の良い調度。洗面台の横には色とりどりのハンカチが10枚くらいセットされている。可愛らし。小さなところで気が利いている。

 

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客室も素敵だった。お風呂は小さいが三箇所あり、自分たちだけで入れる。顔にスチームを当てる顔面浴(?)まである。料理は、どれも美味しかったし、女将始めサービスの女性たちも自然で笑顔の接客は心地よい

 

朝食の設定時間帯が遅かったので、出発は9時を過ぎた。遅いが止むを得ず。

 

前日、早目に歩きを切り上げたので、気は焦ったが一日に歩ける距離は限られている。ともかく昨日歩いた51番石手寺へ戻らねば。どのよう戻るかは二択。歩くorタクシー。でも、せっかく乗り物を使うなら…と、人力車はどうか?と提案し、「あんたなら、変なこと言うもね〜」(ほめことば)尋ねてみた。あいにく石手寺に行くならこースでなければならず断念。タクシーに乗る。

 

運転手さんは、ちょっとオモシロイ人で88箇所を空で言えたり、弘法大師についての概略口上を言えたりで、感心。だが、目的地に着いているのに何時迄も口上が続くのには閉口。あーた!我々は急いでいるからタクシーに乗ったのだよ。

 

道後温泉前のアーケードを直進する方行で歩き始める。

 

知らない道を地図を見ながら進むというのは不安なもの。

 

地図とGoogle mapを頼りに話しながら、歩を進める。天気予報は最悪で降水確率も70%。風強し。

 

まずは太山寺を目指す。ほぼ10kmなのに、やたら遠い。市街地を抜け出るまでに、結構かかった。階段を昇るよ昇る。我々がお参りしていると、若い女性が一人で動画を撮っていて気になった。あれはブログ用なのだろか。

そして来た道を少し戻り円明寺へ。途中で横尾忠則が、よく描いているような、三角の家があった。古びて蔦も絡まっていて、しかも枯れていた。「こういう家は家相悪い!絶対悪いって」と言ってしまう。家相というより、むしろ横尾さんおイメージの所為だったかも。

 

53番円明寺到着。 

 

そこからは、謎の宿シーパMAKOTOへ向かう。

 

53番寺円明寺から54番寺延命寺は34.4km。相方にとっては、計り知れない距離。だから翌日に備え出来るだけ進んでおきたかった。今回の46から55は、ほぼ平坦な舗装路ばかり。それが、案外堪えた。そんな単調な歩行に飽き、靴擦れの痛さ、疲れもあいまって黙っている時間が増え、微妙に怖かった。だが、犬好きのHは、犬がいると文句なく表情をを崩す。散歩してる人に会ったら、基本話しかける(犬に)。吠えているのを耳にすると自分も吠える。こっちはハズカシイ位だけど、兎に角元気になってくれるのは嬉しかった。

 

後半は、足首とくるぶしの痛さがピーク。瓦が名産の街ですごい顔の鬼瓦前で写真を撮ったのに鬼瓦顏をしなかった…。こいつ本当に疲れてる。このような過酷な旅に誘って良かったのかな?後悔してるかな?時々そんな思いも。

 

所々止まっては、靴下を当てたり、コンビニで買ったスポンジを挟んだりするが効果なし。足の調整にトライするものの、靴の構造上どうしたって触れるし、触れれば痛いのだ。困った。かくいう自分も股関節膝が痛い。ガクガク。もう、黙々と歩くしかない。これまでだってそうだった。痛かったり辛かったりしない日なんてないのだ。10キロ以上歩いたらおんなじ。苦しい時間の長さが違うだけ。それでも最後にアルコールとつまみを仕入れるのだけは忘れない。

 

やっと「あっ!アレだよ。あそこに見える青い屋根がシーパMAKOTOだよー」と、言っても目の悪い彼女は反応が鈍い。目前に来てやっとホッとしたらしい。

 

部屋が二階で、やっとの思いで上がる。が、ドアを開けると、なんと全面美しい海。そして海を臨む広めの部屋風呂とベランダ。これには、ボロボロの私たちもテンション上がった!そして部屋食というのもありがたかった。

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料理は質素だったが充分。「私達ったら運いいわ〜!」といい合う。

 

これだけ長時間一緒に過ごすと話題も尽きるかと思えば、そんなことないのだ。元気さえ取り戻せば、なんだかんだ出てくる。ま、主に私は聞き役だが。そうして、夜は更け、彼女は格安マッサージを受けて、シーパMAKOTOネーミングの謎を聞いてきてくれた。シーパラダイス+社長の名だって。つまらん。でも提案した人は絶対意識してるハズ。早々就寝。

 

私はチマチマと、旅の記録を書き、寝たり起きたり。つぶやき、日記書きは二人旅ではタイミングが難しい。覚えていられればいいんだが、新しい出来事が被って混乱する。

 

けど、ふたりっていいんだよな。相談できるし、一緒に笑えるし、飲み相手がいる。コレ大事。夫と二人の時とも、一人だけの時とも、違う楽しさ。新しいこと新しい経験、これがないと私は死んだようなもの。

 

石手寺発09:02

約二時間半(+休憩計30分)

大山寺12:12:27

 43分

円明寺 13:17-13:52

 

約二時間半(+休憩計40分)

シーパMAKOTO着 17:05

 

41249歩

27.5km

6時間15分