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日々のタワゴト                  

《遍路21日目》足摺テルメ~金剛福寺~民宿 大岐の浜  

流れ星ふたつ

▼1/23 木
  
一時過ぎに目覚め、日記を直したりしているうちに四時過ぎてしまう。そこから寝て目覚めたのが06:47。朝食は7:00から。慌てて着替える。バシャバシャと洗顔。レストランに行くと、食べきれないほどのおかず。本来はバイキング形式だが、おそらくオフシーズンで客が少ないためか、膳に盛られたものが出たのだが本当に凄い品数だった。サービスの髪の短い中年の女性、声が低く落ち着いていて感じも良い。昨日の女性も感じが良かった。フロントの若い男の子たちも皆。
社員教育が行き届いている。食べ終わり、支度をしてカツオ人間を二個買ってから精算。
 
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昨日のお寺まで送ってもらい、もう一つ、敷石に菩提供養の願い事を書いて寄進し、岬を見てから出発。8:50スタート。
 
昨日に比べると快調に足が進む。あんなにシンドくて進まなかったこの道が、同じ距離とは思えなかった。
 
10:03  海を見渡すベンチで足裏ケア。テーピングをしていたら青い車から青年が降りてきて午后ティーを、これ、良かったら・・・とくれた。車で遍路をしている方だと思う。ありがたい。
 
10:59  トイレを求めて港の休憩所へ。二人の青年にトイレの位置を教わる。
 
あとは歩いて歩いて、14:12位?一旦今日の宿へ。昨日女将さんに教わったように歩けるところまで歩いたら迎えをお願いできることになっている。荷物を降ろして直ぐに出るつもりがお餅を出してくださる。今日は二人連れのごお客さんが来ることになってるから、すれ違うと思うよ。と聞く。ご馳走になり、ショルダーバッグだけ背負って出る。目標は峠の水車。約10km。無理だろうな…。とにかく途中まででも、と。
 
二人には30分もしないうちに遭遇。「北海道の××です。今夜はヨロシク」ということだけ言って更に道を急ぐ。この間、おじさんに拾って貰ったスリーエフでトイレを借り数分休憩。またお茶を下さったが(お気持ちだけ戴きます)と辞退。時計を見たら15:43。このペースでは二時間で水車は無理。と小走りしてみる。(を。イケるんじゃない?)とスロージョギング位のゆっくりしスピードで走ってみた。えええ!公園ウォーキングはしても、絶対に走ったことのない私がゆっくりとはいえ走れてる。びっくりだった。のた。のた。と歩くより足首や足裏への負担少ない気がした。
 
荷物がないって、なんて楽なのだろう。あと送り返せるものって何だろう。そんなことを思いながらスタコラサッサ。
 
目標時間の二時間で水車まで行けた。やるじゃんオイラ。こんなこと出来るんだぁ。嘘みたい。っていうか…前半5kmは1時間15分残り5kmは45分。差があり過ぎる。
 
宿に電話。今どこですか?と聞かれ「水車です。がんばりました!」と胸を張って返事。女将さんも子どもに言うように「がんばったがんばった!今迎えに向かいます!」と言って下さる。昨日の朝、この民宿前で休憩しなければ、そして女将さんがそこに帰宅しなければ、ココに泊まることはなかっただろう。お陰様で明日のうちに39番延光寺を打てそうだ。ありがたい。
 
夕飯は半野宿の今年大学卒業の青年と遍路三回目関西出身で埼玉在住の年配の女性と三人。明日のコースなど情報を戴く。この宿の女将さんがココを始めるに至った経緯などを伺ったり。野宿の青年成長記を聞いたり。人に歴史あり。またライダーハウス経営願望が頭をもたげる。
 
屋上から星が綺麗に見えるから是非どうぞと聞いて行ってみた。障害物ゼロ。大きな大きなプラネタリウムみたい。星雲まで見える上に、流れ星も見えた。心ワシ掴み。また、自分がキューンとミクロになった心境。ずーっと以前幽体離脱したのも、こんな日だったけ。
 
足摺テルメ08:13発
車5分
金剛福寺・足摺岬 08:29-08:46
15分1:00分
津呂を見下ろすベンチ10:03-10:24
35分
窪津漁港小屋10:59-11:27
 1:09分
以布利郵便局
 2時間
民宿大岐の浜
2時間
 ドライブイン水車
車14分
民宿大岐の浜
48625歩  
29.17km  
386分  
昨日より長い区間を歩いたのに全然距離が少ない。見逃した遍路道を通り、道を間違えなかったからか。
 
memo:すっぴん水道橋博士の大滝詠一話、電波が悪く途切れ途切れだったが興味深かった。podキャスト、藝人春秋チェックしてみよう。