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日々のタワゴト                  

家族の風景

▼11/6 火

年賀状代を届けがてら子守りをしに行った。めんこちゃんは、をんをん泣いた。ばあばもオロオロオロオロした。泣きの合間に、苦肉の策の歌や口笛や哺乳瓶のミルクに瞬時心奪われるものの長続きせず。なぜだか最終兵器BBCCのことを全く思い出さず、そして僕は途方に暮れた。。。

やっと一時前に扉が開く音。心底ホッとした。あんなに泣き叫んだめんこちゃんは、母の手に抱かれてケロリといつものご機嫌さんに戻ったのだった。負けた。

その敗北感と、孫にとっては、あの頼りなかった娘も唯一無二の大切なお母さんなのだ。そんな風に私の根っこは益々地球という星にしぶとく根を張ったのかという慨嘆。

火曜市だからと買い物に付き合う。いつも1週間分献立を考え、まとめ買いをしていて一回の買い物は五千円以内に抑えているとのこと。ややや。またしても完敗。というより不戦敗か。なはは。

亀治郎 改め 四代目 市川猿之助ファミリーヒストリーを見た。最後に彼が漏らした「自分につながる道が、おおまかじゃなくこの角を曲がって、ここでこちらに進んで…そして自分がココにいるという事がわかった。ここから、力強く進める気がする」というような主旨の言葉に(そうだろうな。そういうものだろうな)と頷く。

ゴーイング・マイホーム第4回も面白かった。「がんばらない。人の役に立とうとしない。」という言葉が出てきてハッ!とした。ここ十年位の自分の座右の銘とピタッと合致する。--これは(逃げ)だろか--そう引け目に思いつつも大切にしてきた気持ち。

炬燵の上に目を落とせば佐野洋子の『がんばりません』があった。

(ほどほどに機嫌良く暮らしていければお前は百点)

http://www.dailymotion.com/video/x1if86_yyyyy_music

こないだ娘らと父の顔を見てきた帰り道、みなクークーと寝ている時にiPhoneから「家族の風景」が流れてきて、突然に涙がダダーっと流れてきて困った。ハイライトもウィスキーグラスもない我が家のキッチンなのに。近くて遠い家族。かつて「フライパンマザー」だった自分。それも、もう第二幕。