庭に出た夫が「ほらっ」と収穫を見せてくれた。「なにー。えー。そんなの植えてたのー?へー。すごーい。」アホな女子高生のようになってしまった。落花生、北海道でも育つんだね。茹でて食べてみた。甘かった。来年は、もっともっと植えてもらおう。
九月の下旬は、期せずして時ならぬ走馬灯旬間となった。日頃は月にせいぜい一回か多くて二回出掛けるくらいだというのに、
20年前の職場の同僚と飲み、
高校時代からズーーッと一緒の仲間とも飲み、
15年前〜13年前までの職場の人たちとも会った。
おんな は たくましい。
それぞれ色々な人生ではあるけれど、子どもがポコポコ生まれていたり、起業していたり、幼かった子どもが成長し、家庭を築き孫が生まれ…などなどを目の当たりにして、なんだか嬉しい再認識の時を過ごしていた。何も慌てることはない。時は悠々と滔々と流れるのだ。そこを流れて行けばいいのだと。
夫とは、二度もキノコ採りに出掛け、大収穫。
少しだけ渓流釣りも。
この秋は人生の秋とも重なってどっしりとした実りを
見つめる季節であった気がする。