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日々のタワゴト                  

機嫌よく鼻をかませる

▼〜7/28

怖いくらい、もの忘れをする。無論、今に始まったことではないのだが、この一二年は益々拍車が掛かっている。たった今も、(こんな風に日記に書いてみようか)と、ついさっき思ったのが何であったのか忘れてしまった。

そろそろ2/3くらいの地点に到達したと思われる我が人生。テーマは「機嫌良く生きる」だ。本当は不機嫌とか不満こそがヒトの生きる活力にはなるのだと思う。それを周囲に不快感を与えず(笑い)の方向に発散させる力量のある人が羨ましい。が、これは至難の業、というかある種の人徳の裏付けが必要で選ばれし民なのだと思う。「サノヨーコ」とか「キタオージケメコ」とか。それは無理なので、凡夫の自分はせめて機嫌よく暮らしたいとのみ願っている。

昔、保育園のおたよりに「今月の目標」として「機嫌良く鼻をかませる」というのがあった、これ大事!と。そう伊藤比呂美が書いていた。生きてるのって自分にとって不都合なことと出会うことの連続。どう対処する。→ナンニシロ「機嫌良く」やる。機嫌良ければ全てよし。

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そんなわけで昨日は機嫌よく早起きをし、そして機嫌よくオリンピックの開会式に驚きを覚えつつ感激し、機嫌よく片付けなどをした。で、熱暑の配達は己をだましだまし水分補給も怠らず泡吹いて倒れることなく終了。そして孫を迎え、またもベランダ焼肉。娘婿の再就職なんかも祝う。薄給のジョブなれど体を使う健康的な仕事なので彼には合っていると思う。無口夫も楽しげに口を開き、お芋もとうきびも、手羽もホルモンもタンもトントロもいい具合に機嫌よく炭に焙られ美味しかった。ぷくぷく赤ん坊もガラス窓の向こうでひとり寝かされているのに「あーわーむにゃむにゃ〜」と機嫌の良く過ごしていた。

パチンコは負け続き。すっかり与えられた生活費を使い込み残りが一万円しかなくなったけれどケセラセラのケケラケラ。運命の神様に鼻をかませてやっているところ。

読書:

アクターズ・スタジオ・インタビュー―名司会者が迫る映画人の素顔

アクターズ・スタジオ・インタビュー―名司会者が迫る映画人の素顔

本が超重い。そして前段部分だからか難しい。昨夜は寝入りばなに本が手から落ちる瞬間、半分ほど球の入ったパチンコのドル箱をバラバラとひっくり返す夢を見た。イッタイゼンタイどこまで自分は阿呆なのか。たぶん、それを見届けるのが今生の私の仕事。