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日々のタワゴト                  

光と影

 ▼〜6/18

この一〜二年自分でも(これでいいのだろうか?正しいのだろうけど、正しい私なんて、正しくないのかも)と呆れるほど健康的早寝早起き生活が続いていた。なのに、このところリズムが乱れがち。もともと私の心の建っている地盤は脆弱で、ふとしたことで液状化も辞さないほどユラユラする。

つぶやき版上で「日本人は眠れない自慢、体調が悪い自慢が多く、それを是としがちだが、欧米ではただの自己管理できない人」という趣旨のリツイートを見かけた。たしかに!とも思う反面、見逃してよ〜、という気分もある。ま、こころづゆ(心梅雨)・・・とでも呼んでおこう。

日曜日は父の日だった。娘家族がやってきて涼しげなシャツとジーンズをプレゼントして行った。本人そっちのけで若夫婦は愉しんで選んだようだ。

私は、といえば、その間食事の準備をしつつ孫との蜜月というか蜜時を楽しんでいた。むっちむちのぽちゃぽちゃ。あやすととてもイイ顔をするようになっていた。そして、あの乳臭さときたら…。笑顔えがお、なんて微笑ましい。そう思って一人ニヤニヤ赤ん坊激写ポートレイトを楽しんでいた自分なのだが、待ち受けにしたのは赤子にしては、やけに物憂げな表情の一枚。君は何を憂うるや?

こんなに幸せなのだが、困ったことも起きるのがこの世の常。

婿さんI君は持病の鬱が悪化し仕事へ行けなくなり、父には癌ができていた。

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前回の本メモのうち、坂口恭平 『TOKYO 0円ハウス 0円生活』は、姉が貸してくれたもの。
「これ読んで老後の心配とか消えたわ。なんとかすれば、なんとかなるんだなあって。面白いよ。読む?」と差し出した本。
「あああ!この人知ってるわー!!写真集読んで面白かったもー。よむよむー。」と借りてきた。いわゆるホームレスの方の生活をつぶさに書いた本なのだが、著者の専門は「建築」。これ以上、地球に建物が必要だろうか?いや、そうは思えない!そういう立場の建築家(?)なのだ。とにかく知恵と工夫に満ちた「スズキさん」が素晴らしい。そして、なんたって幸せそうだ。三千万のマンションに住んで不幸な人生よりかは、0円ハウスに住んで幸せな方が全然いいのでは?しかし、社会的にいえば幽霊なのだろうから、微妙ではあるが。

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