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早朝に家を出発しYとK町に謄本を取りに行った。就職にあたって必要な、保証人のサインも義兄にお願いした。
この間の老年ザ・タイガースDVDを姉に届けた。この番組を見ながらタイガース解散コンサートをテレビで見た日を思い出していた。まだカセットですらなかったテープレコーダーで声を出さないように注意されながら録音したことを。当時は姉が好きだったから、GSの活動を横から見ていただけ。でも、40年後の今となると、どの曲も本当に懐かしかった。
ジュリーとサリーが(岸部一徳をこう呼んだら、「サリー!サリーなんだ!?」と若い奴らに小馬鹿にされたが・・・はは)ピー(瞳みのる)に宛てた歌を作り、それを聴いた彼が、やっと連絡を取って今回の参加となったことなども、よかったね、ジュリー・・・と思う。ジュリーが彦麻呂の如く太ったのも、逆に(もういいんじゃない?それで)と思ったりした。いつまでも自分の美しさに執着する姿って痛いし。コンサートの最後はオッサンららしく一本締めで終了した。
話が横道にそれたけど、知らず知らずに自分の中に蓄積されたナニカへの思いって、やっぱ年輪みたいなもので、こういうのが、いわゆる「走馬灯のように」の素で、幾重にも自分を作ってきたのだろうと思う。
K町では、配達バイトを休ませてもらおうか、どうしようかかなりの葛藤があったがギリギリで帰る決意。帰宅する余裕もない。娘にも手伝ってもらって配達。
そして、姉に持たされた佐藤肉屋のジンギスカンで夕飯。いつもは500gだが、1キロペロリと食べた。
夫が寝室に行った九時過ぎYに
「コーチャン(本屋)まで散歩しようか?」
「いいよ」と話がまとまり支度して出る。
M公園の中を抜け川横の道を歩いて行こうと星や三日月を愛でつつ元気にテクテク。が、川横の道は、まだまだ雪が積もっていた。恐る恐る足跡をたどり歩く。けれど、ときどき「ずぼっ!」と足が埋まる。ぎゃはは。わはは。とヨレヨレになりながら50分で本屋に着いた。
私はヤマザキマリのエッセイ『望遠ニッポン』と、『つれづれ21』、そして佐藤正午『君は誤解している』を買った。併設のミスドでまったり読書のつもりだったけれど、今座ると寝てしまうかも…と思いすぐに帰路に就いた。iphonのらじるらじるで深夜便の中山千夏の話を聴きながら。三益アイ子はもちろんだが、古川ロッパとか、エノケンとまで共演したって凄いと思う。その辺のエッセイも、そのうち図書館から借りたい。
配達も含めて15kmも歩いた一日だった。Yと夜道を歩いた時間がとても良かった。何年も記憶に残りそうな気がする。
長くなるので映画『僕達急行 A列車で行こう』については明日書こう。
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