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日々のタワゴト                  

母にできること

▼10/8

加速度的に物忘れが激しい。昨日、何時に起きて何時に寝たのかを思い出すのもキツイ。さらに一昨日となると難易度はAAAとさえいえる。午前の仕事は配布員さんの代打で2件だけ配達した。Zンリンの地図は見てから出ているものの、慣れぬところの配達は時間がかかる。Kの沢1丁目は物凄い坂の上であった。車で動く人以外は毎日どんなに大変だろう。

午後の配達は大変だけれど、終わった時の爽快さは代えがたいものがある。そして日によって長く感じる時とサクサク進むと感じる時がある。自分の体調を知る目安になる。膝が痛くなり出して朝の散歩は休止しているが大きくリバウンドすることがないのは、ひとえに新聞配達のおかげ。メール便を辞め朝刊もやりたいくらいなのだが、なんといっても休みが不定期であり完全な休日がなくなるのは大変過ぎるので思いきれない。

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夜は娘の結婚相手のお母様と初めての対面。配達終了後、即座にザブンとお風呂に入り身支度。「普段着で」とは言われたが悩むところ。

「おとうさん、17:03でイイと思うけど、その前なら48分発があるけど」というと返事はせずにサッサと玄関を出る夫。(ハイハイそうですか)と後を追う。30分近くも早すぎる。ジュンク堂を覗きたいと思ったけれど夫を説得するのも、面倒なので待ち合わせのビルに入ってしまう。はて、予約は入れているのだろうか?と娘にメールをしたり、手洗いに行ったりしたのち入店して待つ。

ほの暗い掘りごたつ式の個室で静かで落ち着くところだった。ほどなく娘たちとお母様も見えた。I君は三人兄弟の末っ子でお母さんも私より一回り近く年上なのだが、お仕事されているだけあって若々く可愛らしい方だった。

お母さんの唯一の趣味は年に一度家族で行く競馬であることや、馬の育成をしているお兄さんの進路を決める時のこと、男の子三人の子育て話、離婚についてもサラリと触れておられた。好きなのはドンパチの戦争映画だ、とかお正月は家族で釣りバカ日誌を毎年見に行く習慣だったとか、シンドラーのリストに連れて行かれて辟易したとか、楽しい会話。こちらも娘の子供時代の話や映画の話(エンディングノートに触れ人の一生は…)など。やや舌が滑ったか。でも、サバサバしておられるので今後のお付き合いも気兼ね少なく済みそうで安心した。遠慮しつつも、お酒も三杯くらい飲んだ。お互い子供たちの幸せを祈るものとして、ゆるく見守る雰囲気が確認できて良かったよかった。

自分も、もう一歩、子離れしなくてはな。思い切り育て(他人にはそう見えないのはガッテン承知)そして手を離す。難しいな。だが、そうありたい。

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一旦早くに休んで夜中に起きたので、今日は一日眠気が取れずモッタリとしていた感じ。朝は、お風呂で香山リカの『文章は写経のように書くのがいい』を読んだ。文章は写経のように書くのがいい一円北斗の拳やらタイガーマスクで遊んできた。どの台も出て三箱くらいになったりしたのに、結局使い切り4円の北斗慈母に移動してそこでも一箱半になったのに全て呑まれた。徒労の日。

夫の実家より小包。いつもの種あり柿やなし、アケビなど。

夫は遅くまで釣りに行っていた。鰯がケッコウ釣れたようだ。なにもしたくなくて二匹だけお刺身で食べた。小骨がうるさいので手で中骨を取ると身はボロボロになってしまう。見栄えは悪い。山わさびで食べた。「鰯も七度洗えば鯛の味」などとも云うくらい。下魚ではない味わいがある。

世界各地の日本女性を訪ねる番組を途中から見た。その順応性に感嘆する。大きな町から何十時間も崖っぷちの道を走らねばたどり着けぬ街で、洗濯板で洗濯する生活とか自分には到底無理。たぶん大きな本屋とかないし。

あ、500円貯金を忘れていた。コインを入れて就寝しよう。