▼6/2 木
深夜に目覚めて日記を書いたまま「日蝕」を見に四時に公園へ。日の出前ではあるけれど、曇りの日位には明るい。こんな時刻から走っている人や歩いている人が結構いる。三キロコースを一周した頃おひさまが昇ってきた。でも、誰も太陽を見ようとしない。
そして間もなく、ちょっとずつちょっとずつ左上の方が欠けてきた。おおお。急いで屋外競技場の縁の部分に階段で登る。カメラで何枚か撮影を試みたのだが、やはり素人が簡単に鮮明に撮れるものではない。下敷きを忘れたので、指と指の小さな隙間から覗いてみる。いくらかハッキリと欠けが見えた。神秘よのう。家からなら、もっとちゃんと見られるのかも…。と帰宅して西の窓から見てみたが、すでに蝕は終わっていた。
PCに取り込み撮影した幾枚かの写真を見ると、それは、ただのボンヤリした歪(いびつ)な太陽であった。
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雑紙収集の日だったが出し忘れてしまった。
二度寝して、腹ペコ。しっかりした朝食を食べた。この間トドックで買った小さなフライパで塩と胡椒をすり込んだ鶏胸肉・グリーンアスパラを焼き最後に、それらで土手を基ずいて真ん中に卵を落として焼いた。
仕事で、うっかりミス。最終的には事なきを得たが、全くどうにかならんのか、このボケボケ人生。ちょっとばかりダメージを受けた。午後のただただ歩くだけの肉体労働、心休まる。言ってみたら自分にとっては巡禮的な側面があるかも・・・と思った。
気がつくとテレビを見ながら座椅子で寝ていた。床に入り雑誌をパラパラして睡眠。タラに起こされたのが午前零時。深夜便を聴きながら寝よう。
野呂邦暢『夕暮の緑の光』読了。しっとりみっちりな文章であった。岡崎武志の愛情溢れる解説を読みシミジミする。世間的に広く認知されてはおらずとも、こんなふうに熱い読者を持ち理解され支持されるこの作家に崇高な殉教者といった趣を感じたのだった。