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日々のタワゴト                  

やっかいなもの

▼2011.5.30

六時前起床。またも昨日の残り物アレンジで朝食。ああ、ひとりは気楽だ。片付け、洗濯など少々の家事。だが、途中でハタと気づく。またも生協の配達と注文の日であることを。

使用済み油を500ミリのペットボトルに詰める。大量のカタログをザーッと目を通し、注文の決定。転記。慎重に検討する暇はない。どうも今日は、やたらにバンバン注文した。多少躊躇すべきでなはいか、とも思ったがいいことにしてしまった。あとは、たまったパンフ類を引き取ってもらうために出した。膨大な量である。そうだ今度からはネットから注文してみよう。

配達仕事の量は少なめ。かなり早く終了しそうだったのに、一箇所間違って二度足となった。

一時間ちょっとエヴァを楽しんだ。加持セリフリーチで、シンジ覚醒から始まったので「集結の運命」が、たっぷり聞けた。ネルフ横周りしてカヲルとか。ママンとかレアなのが出た。4kプラスで終了。

新聞は肩から下げて配った。カートを引っ張るのは重いものを持たなくていいけれど、非効率的だからやめた。今日は驚くべき速さで終わった。配達中の私はキビキビスタスタ大変勇ましい。日常生活でも、そうしてみてはどうか!?と思うができない。グズグズダララ。のんべんだらりの介。

『夕暮の緑の光』には、めったやたら古本屋や本の話が出てくる。岡崎武士が編んだだけある。本読みは本の話が本当に好きだな。

配達中、絲山秋子のラジオ番組を落としたものを、ずーっと聞いている、本の紹介部分が好きだ。自分の読んだモノについて語っているのもいいし、知らない本の話でも面白い。本読みは本の話が本当に好きだな。

同時に以前予約した春風亭昇太の落語CDも聞いている。かつて演じられたネタでほとんど出番がないネタたちを擬人化した話が好きだった。笑えてホロリとする。

落語といえば、映画「落語物語」色々あって行きそびれた。ツタヤディスカスには、まだなかった。入荷したら借りよう。サンボの究極ベスト、星野源、高橋優など予約。ついでにMナチオススメのLOSTも予約してみた。


飲酒せず。

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先日、引用しようとしたところがココだったのかは曖昧なんだが書いてみる。少し前に読んだ西加奈子の『円卓』より引用

 あまり話さなくなったこっこは、その分、自分の体の中で、文字や

思いがじくじくと発酵していくような、そして、外の暑さとあいまっ

て、その発酵の速度が日に日に増しているような気がしていた。

 思いはたくさん、あふれるほど胸をつくのだが、それを言い表す言

葉を見つけられなかった。というより、言葉を発する瞬間に、わずか

な重力を感じるようになった。何かいいたいことがあっても、その重

力のため、口が簡単に開かなくなったのである。重力から解放される

場所にたどりつくまで言葉を探すのだが、大概は、それを探し当てる

頃には、もう遅かった。

 だからこっこは黙り、いつも脳内には、たくさんの文字が行き来し

ていた。暑さのせいか、いや違う。思い出すのは、石太とぽっさんと

話した、あのときの白い月だ。すでに暑かったはずなのに、こっこの

思い出の中、あの日の月はしんと優しく、冷たい。


これは主人公である小学校三年生の女の子の心情の描写だ。人間の心とは、なんと深く厄介なものなのか。小さな女の子の中に、こういった柔らかく壊れやすい思いが潜んでいることを想像するだけで胸がキリキリする。ウチの無口なおじさんの中にも、ひょっとしたら同じような思いがあるのだろうか。