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日々のタワゴト                  

ケダルイ老境の人

4/23 土

目覚める。足元がズシリと重い。その誰かをよけてガバと起きる。今朝の足上猫は、ふわふわさん。新聞を持ち、にゃあにゃあとまつわりつく猫に躓かぬよう階段を上る。ロールスクリーンを開けると外は雨。のども痛い。頭も重い。体温計を脇に挟んでみるも表示されたのは「35.9」。ウソッ。と思ったので、再度測ったが「35.6」。とにかく今日は仕事以外は一歩も歩かないことに決定。だるい。でも、外泊するつもりだしな。と散らかし放題だった家を多少片付ける。そういう時、いつも有名占い師たちに霊視で家を覗かれ叱られる様を想像して、一瞬だけビクビクガクブルする。

浮かない気分で会社に到着。発送物が予想以上に多かったようで「まだまだかかる」と言われ30分待ち。車で本を読みながら待つ。20分押しくらいで終了。

このところ一人だったし野菜が決定的に不足しているに違いないと、なんでもかんでも野菜を刻んでアサリと野菜のスープカレーを作り食す。うまし。

おはよう!ヨシ子さんよろしく (集英社文庫)▼『自転車冒険記』読了。もちっと続いてほしかった。主人公の少年は旅をしながらtwitterも使う。一人旅が懐かしい。嵐山光三郎『おはよう!ヨシコさん』も終了。同じ俳句小説なら昨年旅の途中で読んだ『よろしく』の方が断然良かった。まだ、お父さんも存命で色々かき回してくれたからだろう。やっぱり老いてひとりになると「昨日」ばかりになるのだろうな。最近とみに老境の方に肩入れしやくすくなったと感じる。

雨の夕刊配達。白い合羽上下を身に着け、いつもの靴では沁みるか?と娘のお下がりの長靴を履いて出た。おまけに純毛の靴下を履き忘れ。歩き始めて数十歩で(こいつは・・・どうも塩梅がよくない・・・)と思ったけれど、遅くなるとまずいので、そのまま販売所へ。ボヤキ川柳を聞き時々笑いながら、ノシノシ歩く。雨は、霧雨程度に落ち着いて、もはやこの重装備は何の意味もなさない。靴の中で足がずるーずるーっと滑る。だんだん足裏の皮が痛くなる。一歩一歩擦れるのを感じ、ひりひりしながら配達終了。

さぁ、ひとっ風呂浴びてK町へ行こう。と玄関前で鍵を出したら、すでに鍵がかかっていない。なんと月曜日に帰ってくるはずの夫が帰っている。ガックリ。

強行はせず予定変更で二人で寿司などつまみながら麦酒。