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日々のタワゴト                  

バイオレンスセックス

▼2/12〜2/13

できごとの羅列に少々飽きが来た。だれもワシの体重や体脂肪率なんぞ気にしてないがな。

ハリガネムシ』を読んだ。ダメ男小説流行ってる?というか、昔から文学になるのは聖人君子ではなく圧倒的に駄目な人ではあるか。。。この間、読んだ「家族ゼリー」に比べるとドタバタはあまり見られず。それでもエグさは一貫してる。バイオレンス性描写。しかしながら非常に文学的な表現が多く、この巧みな文体が快感でもある。冒頭の18頁まで、お風呂に浸かりながら声に出して読んだので余計にそう感じられた。

耳の中に蚊が突っ込んできた。突然の狂ったような巨大な羽音に反射的に耳殻を叩き、ブルッと身震いすると全身に鳥肌が立った。

話し出した途端、サチコの目がワニのように凝固して瞳孔が開いたのを私は見逃さなかった。動物園の爬虫類はガラスを幾ら叩いても微動だにしないが、そんな死んだ目だった。

余談だが、主人公が教師ということで、自分の教師時代を思い起こしたりした。基本(おい。おめえ!どの面下げて生徒にモノ言ってンだよ〜。)という自己突っ込みの日々であったなぁ。とか、辞書をひく作業の時に学校の辞書なのに「オナニー」という言葉に黄色い蛍光ペンで線を引きやがった男子がいて「こらぁ!そういう奴はこうしてくれる」と、ジャージの背中にチョークで「オナニー」って書いて教室中が大爆笑だったなぁ。。本郷君(仮名)すまなかった!多感な少年をいたぶったりして本当にロクでもない教師でした。と反省。

それはそれとして・・・。非常に面白く読んだ。あまりやる気はないが真面目な高校教師が、ひょんなことからソープ嬢と暮らす羽目になり、彼は自分の中のサディスティックな性的嗜好に目覚めてしまう・・・。というような話。おぞましいのに惹き付けられてしまう。怖いモノ見たさの、この感情もまた広範に捉えれば常人の中のサディズムなのかもしれない。

さっきコンビニに行って文藝春秋 芥川賞掲載号を買ってきた。そういや西村賢太も、やや類似した暴力性の人だ。この間、深夜バラエティでも元カンニング竹山の信じられない光景を目にしてしまった。ついでに目に付いたクロワッサン「片づけられる人 片づけられない人」。

夕飯前に雪投げを75分したのだが、おそらく明日は二時間コースと思われる。

ハリガネムシ

ハリガネムシ

文藝春秋 2011年 03月号 [雑誌]

文藝春秋 2011年 03月号 [雑誌]

クロワッサン 2011年 2/25号 [雑誌]

クロワッサン 2011年 2/25号 [雑誌]