■  日  日  夜  夜  ■

    日々のタワゴト                  タワゴトです。

かもめはかもめ いもはいも

▼1/18〜19

実家へ。渚カヲルくんに逢えたり、歓喜の歌が聴けたり、初のゼーレミッションを体験したりとテンションが上がった。あの原語の歓喜の歌は、まさにヨロコビの歌。悦楽の悦が相応しい。脳・血液・リンパ液全てに快楽物質がじゅわーーっと出た。

夜は、ねえちゃん(叔母)の居酒屋でちょこっと飲む。抗癌治療をしながらも店と病院の合間には仲間と旅行したりコンサートに通ったり楽しんでいる。「シンボウしただけあって、ねえが一番幸せかもね」「なあんもっ!なんもシンボウなんて。そやって思われたくないからイッショケンメ遊んでるだも。ほれ、そのパズルだってワタシラ夫婦の趣味。病院の帰りに買って来るんだわ」雪の羊蹄山を背負ってSLが走っている。「いいねー。やっぱりいいよね。中山峠で羊蹄山が見えてくるとホッとするんだわぁ。帰ってきたいよ。この町に」そんな会話。小上がりの賑やかなお客さん達が帰る。ワラワラとさんざめき靴を履く人たち。その中の一人が「あれ?もしかしてK中学校で・・・?」「あれ?ああ。N・・・N崎君?あっらぁ!立派になってぇ。嫁さんもらったかい?」「イヤぁ。。。」「逞しくハンサムになってぇ」と胸の当たりを叩く。姉弟してシッカリした賢い子だった。農家の跡継ぎをして、冬はスキー場で働いているらしい。懐かしい。


翌朝、床で本を読み終える。

田舎の紳士服店のモデルの妻

田舎の紳士服店のモデルの妻

なんだか、タイトルの上に「これは」と付けたら「のみのピコ」みたい。とても、とても良かった。

「ごはんができたよ〜」と、父を起こしに行くと布団に潜ったまま「めし・・・いらない」と目をつぶったまま。「なしたの?眠いのかい?」
「朝早く二時間も起きてたから・・・」というが「だめだって。病院行ったら検査だってあるし血糖値低いとか影響出るよ。床屋さんも行くんだから、ふらふらになっちゃうよ。それでなくてもヨレヨレなんだからさ〜。食べないばぁ。待ってるよ」

と、一旦茶の間に戻る。姉に言いつけると「だめだめ〜。まったくぅ」そうこうしてるとシブシブトボトボ起きてきた父。姉に一括され仕方なしに鮭少し、漬けもの少し。お味噌汁少し。牛乳。一方私は朝から食欲モリモリ。人に用意してもらった御飯のおいしいことっ。今度は着替え。

私「しぼんじゃってシワシワだねぇ」
父「(コクリ)」
私「髪さぁ坊主にしたら?ずっと寝てるから、いっつもボサボサだし切ればいっしょ。」
父「(イヤイヤ)」
私「なにさ?まだカッコつけたいのかい?」
父「(コクリ)」
私「・・・・・・。」

まず車を出してしばらく暖めておこうと、外に出て車の雪を祓い玄関にもどる。

ひょいと見上げると、もうコートを着て手すりに寄りかかるように出てきた父。「えー、ちょっと待ってよ。まだ、コート着てないし、車寒いよぉ。やいややーホンッと忙しない人だなぁ。床屋さんだって、まだやってないっしょ〜」というものの「そういったんだけど、言うこと聞かないんだから、まず連れてってみて」

60年近いつき合いの床屋さんへ。今は五十代の娘さん二人がやっている。車を停め、手を引き戸を開ける。丁度、朝御飯を食べ始めようというところ。「ぃやぁ、申し訳ありませんねぇ。早いって言うのに聞かなくてぇ。待たせていいから食べてからお願いしますぅ」とぺこぺこしながらお願いする」一度戻って待機。

道々思う。

(なぁんだ!考えてみりゃ私は、このワガママでナニゴトも自分の思ったようにしか、やらない出来ない手余ししたい父に、瓜二つなんじゃないか。)と苦笑いする。

新聞を読んだりパチンコ漫画をパラパラしているうちに電話が入り姉も同乗して床屋へ。こざっぱりして父も嬉しそうだ。「やっぱりいいな。モゴモゴ・・・」機嫌がいい。(父から見れば)若い女性と話せて気分は上々なのだろう。そのまま病院へ。前回の検査結果は悪くなく血圧も安定し肝臓も数値も落ち着いているとのこと。父にも、そのように言ってもさっぱり納得しない。医者が誤魔化している。自分は手の施しようのないほど悪いんだ・・・と言っている。

莫迦言ってんじゃないよ。

とにかく健康なんだから、少しは運動して元気になってよ。Kの結婚式には絶対出てもらうからね!とハッパを掛ける。

そのあとは、また連れだって1円パチンコへ。エヴァ福音・地中海で四箱出て(0.6円ながら)2800円の勝ち。

義兄にどうだったのと聴かれた。「来た時と同じだけ財布に入っているよ。よー(姉)に返したからさぁ。御の字だ〜。」と言うと笑いながら「ばあちゃんソックリ!前はMが似てると思ったけど、この頃あんた似てきたよね」「しかたないしょ。どんどんデブるし、皺はできるし、好きでも嫌いでも似て来るンだわ。しゃあない」「そうだね。自分でも鼻詰まってるときとか、なんだかばあちゃんの声みたいだと思う時あるんだよね。やだね。ははは」

出自の再確認をした二日間であった。