1.文月悠光、大変な才能だ。だが迂闊に近寄ったら血を見る。というか、覚悟して掛からないと、とにかく痛い目に合う。制服とか保健室とか、若き日の地獄絵図的己の過去が蘇る。それにしても、詩ってやっかいだ。たとえばの話「わかさいも」は、モサモサして嫌いだが「いも天」にすると、食べやすい。「詩」というジャンルにも、そういうアレンジ方法は何かないものだろうか。
2.マッタク以って物語の神様ズルイ。そして、考えてみると生半可で平和な出産や育児物語は絶対に書かないと誓っているかのような。。ちょうど今朝「ボクらの時代」を見たので余計にそう思えるのかも。
3.相変わらず奇天烈で笑う!だが、これで連載を続けるのは、ちと苦しそう。
4.ストーリーテラーであるし、グイグイ惹きつけられるが、やや乱暴な部分があって(戯画化が激しい)苦手意識あり。ドラマに生かされた部分と諸般の事情で変更された部分を比較すると面白い。ラストに、やや不満。でも面白い!余談だが、ニノにハンドクリーム塗ってもらう「あさのあつこ」が憎いと、娘に訴え笑われる。
5.一を読んだ時にも思ったが、この企画を考えた人はスバラシイ!図書館で借りたのだが、その内入手して手元に置きたい。手書きの文字が語る情報量は膨大だ。筆圧、巧拙、勢い、訂正の仕方、筆記具の選び方、様々なところに感じ入り感動する。
上の娘が、また出張するらしい。今度は福井だというので、戯れに「カニ!」と要求してみた。