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日々のタワゴト                  

読書的受け身をとる



▼8/5〜8/7

天気予報によると、引き続き札幌は34℃くらいになるとか。手をこまねいてはいられない。居間の東側窓にゴザをかけたり、階段踊り場上部の窓をお風呂の内蓋で塞いでみたりした。昨日に比べると格段にましではあるが、暑くならないはずはない。こうなりゃ海だ。海に行こう。

お弁当を用意したら、早速水着短パンTシャツ(水中用・着替え用)バスタオル・風呂道具クーラーバッグ等準備。最後の最後に七輪をどうするべきか悩んだが、やっぱ浜辺の一人ジンギスカンは可哀想に見えすぎるかも。と断念。下の姉と姪とその子らを誘ってみたが用事があってダメ。諦めて一人で行くことに。実家に立ち寄りこれから海行ってくると言うと、執拗にパチンコに誘われズルズルと違う「海」に進路変更。

甘海飽きないよと、姉を誘導し互いに早い時点で二箱積む。そこからは紆余曲折。しかし、結果的に二人して勝利。うーむ。あんなに毛嫌いしていた海なのに、侮れない。ギャンブル性が高くドキドキできるがリスクも高いモノと、大勝はムズカシイが安定性があるものの相違。

娘より知らせがあり、スタジオパークのゲストが大泉洋だというので一旦換金して父と自分の昼ごはん。牛タン・冷や汁・他。いつものNHK的予定調和を一枠崩した感じのトークと料理実演であった。よくは分からないが人徳なのかなぁ。こういう人の懐にピョンと入っていける人々が本当に羨ましい。

土曜は道の駅めぐりと決定。給油後、「おんねゆ」温泉を目指す。概ねブロック毎にツブしているが、ところによりなんとなく、虫食い。あとは、南富良野とオホーツク方面。私は、太田光大崎善生の文庫を道々読むつもりで持参。


パラレルな世紀への跳躍 (集英社文庫)

パラレルな世紀への跳躍 (集英社文庫)

太田の方は、階調があまりにバラバラで読む方の心構えが決まらないせいか没頭できない。一編一編は魅力あるモノも多いのに。(本を読むのに心構えとか姿勢とかあるのか?と思うけど、やっぱ、ある。いつからか、ニュートラルな読み手ってあまりいないのでは、と思うようになった。何冊か平行して読んでいる時、「い」という作家の作品を読んでいるのに、同時に読んでいる「ろ」のつもりで読み始めている時があって、数頁読んでから、(げっ!通りで変だと思ったよ!)と、正しい構えに直して読み始めたりするってことがある。そうしないと腑に落ちないしギクシャクする。先入観と言ってしまえばマイナスイメージだけど、これって受け身みたいなもんだと思う。)なのにSF的創作もありゃ、政治随想もありゃ、コント台本みたいのもあったり、生活エッセイもあったりカンシンしない編集(?)。一番素直にスッと入ってきたのは、光代さんが猫を拾ってきた時の話。日頃素直に表現しない彼の優しさにこちらも緩む。

スワンソング』は久々の大崎作品だったけど、やられてしまった。

独特の、やや気障めの回想的恋愛小説スタイルは変わらず。・・・なのだが、将棋雑誌で編集者をしていた大崎氏を思わせる主人公を巡る三角関係ぶり、そして二人の女性のココロが壊れてゆく様子と献身的に尽くす男の辛さと。。。読んでいる方も辛いのだが、祈るような気持ちで最後まで引っ張られてしまった。

めおとバッ旅は和琴半島一周約1時間のぷち冒険が楽しかった!セセキ温泉・熊ノ湯も良かったが、だーれもいない天然露天風呂に二人で入れて拾いモノであった。「夫婦だけど冒険仲間な感じ」が良かった。道の駅巡り完走。お父さんおめでとう。うれしそうで良かった良かった。

ウニいくら丼/シジミ汁/青い流氷ビール/スモークサーモン/汐ウニ/牛乳/冷たいネギ塩ラーメン 「まるは」