■ 日 日 夜 夜 ■

日々のタワゴト                  

くだらない一日



▼6/23

今日も今日とて、くだらない一日を過ごした。そのくだらなさが愛おしく思われる52歳の夜。「盗んだバイクで走り出し」もしないし、「買ったスクーター」もカバーを掛けて雨の元、眠っている。だらだらと家呑み。だけど、これはこれで、なんだか良きもの。

午後になって居間でごろ寝を決め込み、夫に起こされたのが5時半過ぎ。

「んんん・・・ナニ食べる?」

「・・・エ・ン・カ・イ」

「あ。そうか。そうだったね」

雨だし送ることにする。

その足で「つれづれ18

」を買い求めにゆくも、入荷は明日。と言われ、文庫を二冊買い求める。そして、(まっすぐ帰りな。帰った方がいいって。)というココロの声に逆らい、Hへ。

一円の天才バカボンへ。白ウナギイヌが出てきたり、(西から?

)おひさまが昇ったり、何回か当たるのだが、換金するほどの額にはならず。エヴァ100回し、北斗数回当たり、飲まれ、3Kほど負け。発泡酒とパンと軟骨唐揚げを購入し帰宅。

お風呂から上がると夫も帰ってきた。ビール園でさんざん飲んだであろうに、さらにもう一本開けている。最後は食卓に肘をつき、半分眠った状態で、私と長女の電話の会話を聴いている。

「男ってのは、弱っちくてヤワでダメな生き物なのよ」という話を目を瞑ったままニヤニヤ聴いている。

電話を切ってから階下に降りた連れ合いのことを考え。あの人は、いつもそうなんだよな。もう充分に酔っていても、飲みきれるか分からないビールの口を開けて、半分眠りながら居間にいて家族の気配を味わってから、やっと眠るんだよな。もしも、いつか彼が先立つことがあったらば、私は、この人のあの表情を思い出すだろうな。そんなことを思い、いつもながらの下らない一日を愛おしみつつ二本目のビールを飲んでいる。