■ 日 日 夜 夜 ■

日々のタワゴト                  

ばったび17日目 伊万里〜長崎〜雲仙



▼3/18

f:id:okkachan:20100318094428j:image:right

伊万里の宿を出て、焼き物を見に行く。橋が伊万里焼で飾られており綺麗だ。欄干の上の大きな壺には、持ち去る人はいないのか?と心配になる。

世話になった親類になにか・・・と、ぐるぐる見る。一枚とても気に入った皿があった。深い藍色が何とも美しく、これ好きだけどなぁ・・・でも、使うには用途が狭いかなぁ、そうだろうなぁ。なかなか決めかねて、煮物でもお刺身でも使えそうな梅の模様の角形大皿を一枚買い求め送る。デジカメ以外では、この旅中、一番高価な買い物。次は嬉野温泉へ。案内所で一番古くて泉質の良い温泉を訊いてそこ「嬉泉館」へ。一番湯ですよ、と言われたが、先客あり。ご婦人一人。近隣の県から週三回くるとのこと。ご主人がアルツハイマーで介護をして暮らしている。でもデイサービス週に三日行くので、その日はココへ来るんです。そう話しておられた。ショートステイをさせてもらって、今度は山形の孫に会いに行くのが楽しみです。と、あくまで明るい。もしもの時は、わたしもこんな風にならなくちゃ。と思う。車に戻ってTwitteしようとしたら携帯がない。慌てて戻ると丁度フロントに先ほどの奥さんが届けているところ。まぁああ良かったわぁ!と喜ばれる。もしかして私いいことした?

f:id:okkachan:20100318145205j:image

そして一路長崎市へ。駅近くの駐車場に車を置き、まずは観光案内所でパンフなど見て行くところを決める。時間帯が早ければ観光バスも効率的で良かったのだが。昔見たし、平和記念公演はパス。電車移動でオランダ坂グラバー園大浦天主堂など見ることにする。龍馬ゆかりの亀山社中なども興味はあったのだが。

例によって例の如く、道に迷い迷いしながら、なんとか見て歩く。それにしても坂のある町というのは、歩くのは大変だが風情がある。

グラバー邸ではオルゴールの音に聴き惚れる。またまた、このおばちゃんは瞬時にして遠い時の彼方にお散歩してしまうのだった。「蝶々婦人」の歌声には、お蝶婦人と、オペラ好きのモヘヅさんを思い浮かべたり、なかなか忙しい頭の中身なのだ。でも「宗像コーチっ!」と、叫び出す。などと漏れ出たりはしなかったのは、幸い。そこから昨日予約した雲仙の宿に向かった。

また杉山。杉山キヨタカとオメーがドライブ。。。くねくねくねくね坂を上る。いい加減着きやがれ!と思った頃、そんな不心得な私の目の前に「夕日と海と島々」という絶景が現れた。まぁ、なんて美しい。いそがなくちゃ。宿について、落ち着いてこれを見なくちゃ。いかなくちゃ。君に会いに行かなくちゃ。と焦って飛ばしてチェックイン。そして風呂。硫黄臭の濃いイイ湯ではあったが、如何せん山が邪魔で、あの一瞬だけ垣間見た黄金色の絶景は、もうここからは見られなかったのであった。無念。

f:id:okkachan:20100318144306j:image