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                      タワゴトです。

ばったび8日目 感謝しらずの女たち



▼3月9日

朝ごはん一緒になったY澤さんというカメラマンさんをお誘いし(この頁の写真は全てY澤さんにいただいたものです)、内間ユタカさんというイラブー燻製をしている方のガイドで島を回った。自分は神様の話で金をもらってはいけないと思うので男の話をします。と予想外の展開。非常に面白い話を聞けた。

この島にはジーワイ(地割)制度がある。男15歳で300坪女150坪が与えられる。しかもその土地は一箇所に集まってはいなくて、10坪ずつ各所に散らばっている。何故か、あくまでも平等になるようにだ。場所によって豊作不作の偏りが出ないように。

そして、とある石垣の細工が非常に巧妙であることを説明される。こういう家が15件ある。方形にではなく、ジグソーパズルのようにポコポコと窪みがつけられていること。この石垣は数年がかりで作られている。しかも腕利きの職人を何人も本島から呼んで泊まらせ食べさせて。大変な経費がかかっている。なぜその財力が島の男にあったか。みな同じ土地しか持たないこの小さな島で何故?・・・疑問符を投げかけられるが想像つかない。しばらく答えは教えてくれない。そして浜に下りた。この島といえば女だ。どこの大学の先生もみんな女の研究ばかりだ。たまには男もヤレっていうんだ。そういう面倒な行事をしてまでも守りたいと思わせる男がこの島にはいたんだよ。

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彼らは、航海術をもっていたんだ。西風が吹けば朝鮮半島、東風が吹けばインド洋。個人貿易をしていたから、それだけの財が築けたんだよ。海図もない羅針盤もない、それでも星を見て遠い海の向こうまで行く高度な技術を持っていたんだよ。だからこの島には横目付けが、送り込まれてたわけさ。この技術が欲しくて。

島にはサンスクリット語と一致するチャーチャや、英語のonedayとしか思えない、物語のはじめに使われる「ヤンデー」などの外来語がたくさん残っているらしい。

島に初めて齎された石を三つ積んだカマドも見た。神事のための煮炊きはすべてココで行われる。外にも、いろいろな場所を見たが、私の心に残っているのは島の女は朝三杯のお茶を入れ備える。それはジーキ・ウティン・リューグー(地域=地・御天ー空・竜宮=海)の神にどーか御力をと祈るのだ、この島の人は謙虚だ。感謝してるからストレスがない。だから長生きするわけさ-。ユタカさんは、そう語った。

ユタカ語録

・この島では、いのちは皆平等。一本のソテツも一人の人間も

・ウタキは、本来「御多樹」あるいは「御多気」であったのではないか。

・東京でいじめにあった「きりんちゃん」という女の子が山村留学にきていた。彼女は見えないものが見える子だった。だけどこのシマでは、それが普通。